◇*7*◇ ページ7
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朝の新鮮な空気を思いっきり吸って
空を仰いだらまるで絵の具で塗ったみたいな綺麗なスカイブルー。
そこにプカプカ浮かぶ雲はアイスの形をしてたり、魚の形してたり、形は様々。
今日はウォークマンのイヤホンを耳に装着して、お気に入りの音楽を聴きながら学校まで行く。
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「おはよ、A……」
「あっ、ナツミおっはよーっ! リコちゃんもおはよ!! えりりんもおはよっ!! 机ちゃんもおっはよ!! 今日も居眠りしちゃうけど、よろしくねっ!!っと!」
「ど、どうしたの……その空元気は」
「空元気とは失礼な……Aちゃんはいっつも心から元気だよ!!」
「いつもは朝からそのノリじゃないでしょ、あんた」
「なつみんっ、そんなことないよっ」
「うわっ、待って。 なつみんとかマジキモい……」
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長い茶髪を耳にサラッとかけながら鬱陶しそうにナツミが言うけど、
仕方ないじゃないのよ!
一応私は昨日失恋したばっかりなの!!
あんなガリ勉野郎にフラれたって事実が情けなくて情けなくて
ヤケ酒(まだ未成年だから本当はオレンジジュース)だって雅紀に付き合ってもらったっつーの!!
そしたら、私じゃなくて何故か雅紀がワンワン泣き始めるし。
フラれて寝不足って言うよりは、雅紀をあやすので寝不足って言った方が正しい気がする。
朝、鏡を見たらパンダみたいな真っ黒いクマが目の下に出来てるし
「ふぁーあ」
欠伸だって朝から何度もしてる。
目の端には涙の雫が溜まって、まるでまだ泣いてるみたい。
とにかく元気に振る舞ってでもいないと、また心が病んじゃいそう。
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「おっす、A」
「あっ……お、おっす……」
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遅刻ギリギリ、朝のHRが始まる3分前。
潤は、汗をダラダラかきながら教室に駆け込むように入ってきた。
潤は私の前の席、
黒板を見る回数より彼を見る回数の方が多い気がする。
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「出席を取るぞー」
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担任教師の'大野'の眠たそうな、やる気のなさそうな声が飛ぶ。
欠伸が最も多く出る毎朝恒例の退屈な時間。
違う人が返事したってバレないんだ、
だったらこんな出席取る意味ないと思うんだけど、と毎度思う。
「ふぁーあ」
堪らずまた欠伸をしたら、首をクルッと動かして潤が私を見た。
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「寝れなかったの?」
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小声で潤が問う。
コクリと頷いたら、「まじか」って潤がクスクス笑った。
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紗乃(プロフ) - 可愛い潤くんが見れてよかったです♪最後の所が、私はとても好きで、主人公ちゃんらしいなぁ…と。(笑)流花さんの文章も、流花さんが書く嵐の皆さんも大好きです☆これからも応援してます!!あの天使潤くんが31歳だなんて信じられないです。口が空いまま閉まりません(笑) (2014年9月2日 21時) (
レス) id: 19838d5a05 (このIDを非表示/違反報告)
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