◇*2*◇ ページ2
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「泣いてないし……」
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鼻をずびっとすすりながら、泣き顔を隠すように腕で顔を覆う。
でも、潤はそんなことなんかお構いなしとでも言うように、しゃがみこむ私んとこにズカズカと歩いてきた。
「来んな!」って言ってみても、それはてんで潤の耳には届いていないらしい。
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「これのどこが泣いてないって言うんだよ」
「……」
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フローリングの床にポタポタ落ちてる涙の雫。
それを指差して潤が言う。
顔を覆った腕の隙間から見えた潤の顔と言ったら、また笑いを堪えてるような……
いや、
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「笑うな、ばかっ」
「ごめっ……っ……いや、お前やっぱまた泣いてんだと思って……っ…」
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こいつは笑いを堪える気すらないらしい。
ヒーヒー笑いすぎて目の端に溜まった涙の雫を人差し指で拭き取っている。
お前は何なんだ。
足で思いっきり脇腹に蹴りを入れてやった。
ごほっ、咳き込みながら腹を押さえた潤はゆっくりと倒れる。
その隣にはチュッパチャプスがコロンと転がる。
へっ、ざまー見ろ。
そう思ったのも束の間、
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「イチゴ柄のピンク」
「は、はぁ!?」
「パンツ見えてる」
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そう言われて恐る恐る下を向いたら、ペロンとめくれているスカート。
これじゃ寝転ぶ潤には丸見えじゃん!!って慌ててスカートを正した。
そんなあたふたした私の姿にニヤッと口の端を上げた潤にサーッと冷や汗を背中にかく。
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「まぁいいじゃん? ほら、俺ら風呂にも一緒に入ったことあんだし? 裸の付き合いってことで……」
「何年前の話だぁぁぁぁぁっ」
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今度は思いっきり肘で潤の溝おちを殴る。
さっきの脇腹に入れられた蹴りですでに倒れていた潤は今度は悲鳴を上げながらのたうち回った。
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紗乃(プロフ) - 可愛い潤くんが見れてよかったです♪最後の所が、私はとても好きで、主人公ちゃんらしいなぁ…と。(笑)流花さんの文章も、流花さんが書く嵐の皆さんも大好きです☆これからも応援してます!!あの天使潤くんが31歳だなんて信じられないです。口が空いまま閉まりません(笑) (2014年9月2日 21時) (
レス) id: 19838d5a05 (このIDを非表示/違反報告)
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