【いのじん】オタクの私がBORUTOの世界へ行ったら【BORUTO】

アカデミー入学(弐) ページ4

「今教室に残ってるやつはー……あ、委員長！」
「は、はいぃ！」
「可愛い」


あ、やべ、口が滑った。

「え、えぇ！？はわわ…」
「えーと、ボルトの姉です、スミレちゃんだよね？宜しく」
「よ、よろしくお願いします…！」
「敬語じゃなくて良いんだよ！？」
「わかった…！」

スミレちゃんは可愛い。うん、はわわ系女子。

「ま、マリンはどうしてこんな時期に入学したの…？」
「え、えーと」
どういう設定なんだ…？

「姉ちゃんは母ちゃんの家で修行して、白眼を修得してたんだってばさ！」
「え！？凄い…！」
私も凄いって思ったよ、使えるのかなそもそも…


「なぁ、委員長、他の女子知らね？」
「えーと…皆、体育館じゃないかな…？」
「さんきゅ！姉ちゃん、行こうぜ」
「おーけい！」


…スミレちゃんはきっとボルトの事好きだよね。
うん、そうだと信じてる。


てか校舎広いよ迷うよ。
ボルトが居てくれて良かったよ。
私普通に迷う所だったよ。有難う。
「着いたってばさ、ここだ」


え、え…？
私のいた世界の体育館の風景と色々と違う…。
こんな風にアクロバティックに動かないよ…？
みんな軽々とバク転するね、私無理かも。


「どうしたんだ？姉ちゃん」
「な、なんでもないよ！」
「そうか？あっちにうちのクラスの女子がいるってばさ」

あ、本当だ！うっすら見える…てか広！
広いよ体育館んんん！！


「あ、あの…！！」
「あ、マリン、久しぶり」
「サラダちゃん！久しぶり」

会ったことあったんかい！


「同じクラスになれて嬉しい」
「なんて可愛い事を言ってくれるんだ…！しゃんなろぉ……！」

「ちょっとー、あちしの事も忘れないでよね」
「チョウチョウ、ごめん」
「ま、いいけどー」

横から入ってきたのはチョウチョウだ。
うん、可愛い…成長が楽しみだ！

「お姉さん、こちらチョウチョウ」
「チョウチョウちゃん、宜しく！」
「よろー、ポテチ何味派？」
「コンソメかな！」
「え、まじー？仲間なんですけどー！」

ギャルっぽさやばいな…。
可愛いけど！

「これで女子はだいたいおっけー？かな？」
「おう！んじゃ、そろそろ教室戻ろうぜ！時間がやばいってばさ」


私の手を引っ張って走り出す……え？
廊下を走るのはやめまひょ……
意外と私も走れてる！？
この世界に来て、身体能力が上がったのか…！？


そんな事を考えていると、教室についた。
瞬間、チャイムが鳴る。

ようやく1時間目……。

1時間目からハード過ぎやしません？→←アカデミー入学(壱)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す