【いのじん】オタクの私がBORUTOの世界へ行ったら【BORUTO】

アカデミー入学(壱) ページ3

「き、起立！礼！」
「「お願いします」」


扉の奥から20人位の声が聞こえてくる。
……え、なんで私扉の前に居るんですかやだー。
「今日のホームルームでは、転校生を紹介する」

きゃー！シノ先生ぃぃい！
……ん？テンコーセー？？


「入ってきなさい」
「は、はい？」


若干疑問形になりながらも扉を開けて入室。
ボルトが目を輝かせている……何故？


「今日からこのクラスの一員になる、うずまきマリンだ」
「ま、マリンです？宜しくお願いします」


軽くお辞儀をして引きつった笑顔を向ける。
作り笑顔苦手なんですさーせん！！
てか私、うずまき家の一員なんかーい！
そしてマリンて誰や！！


「好きな所に座ってくれ」


す、好きな所に…？いやまぁ、座りたい場所はたっっっくさんありますよ？？
けど、けどですね…コミュ障にいきなりそんな難問を……


「マリン姉ちゃん！俺の隣来いよ！」

ボルトが助けてくれた！有難う！新たな弟！
てか私が姉か！そうか！やった！！


安心してシノ先生が話しているのを聞いていた。すると、ホームルームが終わり、休み時間に。


「姉ちゃん、久しぶり」
「シカダイ君！うん、久しぶり」


会った記憶無いけども…。可愛いかっこいい……


「へぇ、これがボルトのお姉さんか。宜しく」
「いのじん君、宜しくね」

うは、めっさ美人…。


「あれ、姉ちゃんにいのじんの名前教えたっけ」
ぎくっ…。それは言わないお約束ぅ…
「お、お母さんから聞いたんだよ…」


軽く震えた声で言いながらも純粋なボルト君は信じてくれた。さすが我が弟よ。

「君がボルト君のお姉さんかぁ…！初めまして」
「よ、デンキ。姉ちゃん、こいつは雷門デンキ」
「噂はかねがね……！御曹司！」


可愛い可愛い……天使かな？
ん？その後ろにいる大きい子は……


「んで、その後ろにいるのがイワベエ」
「っす」



わお、クール！かっこえー！
仲良くなったらもっと話してくれるかな…？
うん、そうだ絶対…。
他にもメタルとかも話してみたいなー…。
今居ないけど…修行かな？


てか男子としか話してないやーん。
女子と仲良くしてかなやばくね？いややばい。


「ちょ、ちょっと女の子とも話してみるね…！」
「良いけど…話し掛けられるの？」
「くっ、いのじん君いたいところつくね」
「あ、また僕本当の事言っちゃった？」


くそ、かわい……。


「んじゃ、俺がついてってやるよ！2人なら心強いってばさ」

天使か、天使なのか…あ、天使だった。

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