約束と目標【伊丙 彩季】 ページ43
Side 彩季
ハイル「じゃ、約束。
2人で有馬さんの班に入って一緒にたくさんの喰種を殲滅しようか。」
彩季「せんめつ?
わかった!!」
まだハイル姉が捜査官になるうんと昔、白日庭で私とハイル姉はそんな約束を交わしたことがあった。
それから、ハイル姉は喰種捜査官になって後を追うように私も喰種捜査官になった。
それでも、いつも後ろしか見れないハイル姉の背中。
頑張ってハイル姉と同じ階級に上がろうともがいて階級が上がる時には、ハイル姉の階級も上がっている。
どんだけ頑張ってもハイル姉の背中には追いつけなかった。
Side ハイル
宇井「ハイル、彩季はどうだ?」
ハイル「…まだ目を覚まさないです。」
彩季が任務で大怪我をしてから3日がたった。
それなのに彩季は全く目を覚まさない。
大怪我をした彩季を見つけてくれた郡先輩には本当に感謝している。
あの日郡先輩は巡回に出て、いつものより早く帰ってきた。
意識がなくてぐったりし、血だらけになっている彩季を抱き抱えて。
びっくりして彩季に駆け寄って声を掛けても彩季の目は開くことはなくて、死んじゃったのかを疑ったくらい。
肩の傷はすごい深いし、腕や足にはたくさんの切り傷。
いつも着ているポンチョはボロボロ。
でも、彩季は苦しそうだけれどちゃんと息をしていて皮肉にも安心してしまった。
宇井「あ、そうだ。
彩季たちのことだけど…」
ハイル「…わかりました。」
郡先輩が医療室を出たあとにまだ静か機眠っている彩季の頭を優しくなでる。
おめでとう、彩季。
頑張ったね。
まだ17歳の身体で周りに追いつこうと必死に頑張った結果が出たんだよ。
郡先輩の言葉を思い出しながら昔約束した彩季との約束を心の中で言う。
約束だからね、彩季。
だから、早く目を覚まして。
言いたいことがあるから。
____一等捜査官に昇格することが決まったよ。
彩季の班の皆も昇格だって。
目覚めと安心【伊丙 彩季】→←自己愛ってなんですか?【水神千流愛】
???
生=死
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黒狐 - あ、有り難う御座います! (2018年8月13日 18時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
YUUto1005(プロフ) - 応援してます! (2018年8月12日 12時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)
YUUto1005(プロフ) - は、恥ずい..../// (2018年8月12日 12時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)
YUUto1005(プロフ) - 忘れてください. (2018年8月12日 12時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)
YUUto1005(プロフ) - 設定難しいっしょや!(便乗) (2018年8月12日 8時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)
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