【ＷＴ】生き残ってしまった少女は… (ページ10)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:17,806 hit

使用人９ページ10

Ｓｉｄｅ迅
迅「…？」

Aちゃんと一緒にあった防衛任務を終えて本部内の廊下を歩く。

防衛任務中、加古さんにメールをして今日はAちゃんが家に帰らない様に頼んでおいた。

さっきＳＥで視えたけど、今日Aちゃんが家に帰ると危ない。

加古さんの予想はAちゃんの未来を視て正しい事が分かった。

だからこそAちゃんを守らないとって思った。

これは、Aちゃん１人で解決できる問題じゃない。

しっかり、Aちゃんの事を俺たち大人が助けてあげないと。

それでも変わらないAちゃんの最悪な未来。

今日の夜が原因じゃないのか…

でも、またひとつ良い方に未来が動いた。

この未来もAちゃん関連。

忍田さんに相談したいけどきちんとした証拠がないからなー

どうするか。

１番早いのは、現場の証拠を押さえる事だけどそれだとAちゃんの体に傷が増えるし…

Aちゃんだって女の子だし、傷が残ったら可哀想だもんな。

あー

難しい…

風間「迅。」

Aちゃんの考え事をしながら廊下を歩いていると風間さんに声を掛けられた。

迅「お、風間さん。」

手に持っていたぼんち揚げを差し出して食べるかを聞く。

いつもなら手を伸ばして食べるのに今回は食べない。

風間「Aについて考え事か？」

迅「風間さんにはバレちゃうかー
Aちゃんの未来がややこしくてね…」

風間さんに防衛任務中に視えたAちゃんの未来を伝える。

風間さんがいれば俺の考えている作戦は全て円滑に動く。

風間さん、カメレオン持ってるし。

風間「そんなの、忍田本部長に言えばすぐだろ。
迅には視えているんだろ、その未来が。」

それなら本部も動いてくれるだろ、そう付け加える風間さん。

流石、風間さん。