吸血鬼娘は日傘をさす3【ONEPIECE】 (ページ16)

今日:13 hit、昨日:6 hit、合計:18,724 hit

第百九話:誓いをあげる海の戦士ページ16

「一応、これで応急手当は大丈夫。あとは目を覚まして鉄分を沢山とらせないとね」
「そうだなっなんだなんだ！？」

海が飛沫を上げ船が大きく揺れる。

「ルフィ！」
「平気だ！」
「坊やたち、ココヤシ村でまた会いましょう」
「嗚呼、ルフィを頼んだぞA」
「ええ......ウソップの坊や、頼んだわよ」

ルフィを一人にはできない。Aは船から飛び降り羽を使いバラティエまで戻る。

「おいウソップ！」
「ルフィ」
「行ってくれ！ナミを頼む」

ウソップがはっとしたようにルフィを見つめ、意思が伝わっている事を表すよう腕を振る。片手にはルフィのトレードマークである帽子があった。

「わかった！おれとゾロは必ずナミを連れ戻す。お前らはしっかりコックを仲間にしろよ。

六人揃ったらその時は行こうぜ！グランドラインに！」
「おう」
「ゾロとナミ嬢を頼んだわよウソップの坊や」
「ああっ任せろッ」

麦わら帽子が空を飛び、ルフィの手元に帰ってくる。矢張りルフィにはそれが無いことが違和感しか無かったので帰ってきて良かった。

「おっさんあいつら追い払ったら雑用やめていいか？」
「好きにしろ」
「じゃあ余裕ね。早くナミ嬢のとこ行きましょ坊や」
「おう！」