第八十七話:海上レストラン ページ41
「へぇバラティエね」
「そうっす。イーストブルーの海上レストランじゃ相当美味いらしいですよ」
「ふうん」
くるりと宙を回転したAがジョニーの周りを回る。ジョニーがビクビクとした対応をするものだから面白くて、Aは顔を近づけたり、項を撫でたりした。
「A、揶揄うのもやめてやれ」
「あらゾロの坊や」
「あ、アニキぃ」
見えてきたぞ、とゾロに促され外へ出る。太陽の日差しが眩しくてAは目を細め日傘をさした。
「どうっすか皆さん!」
「おお!デッケェ魚!」
シーフード料理がメイン何だろうか。海上レストランならば納得がいくが、それにしても初めて見る船の形状にAは感嘆の声を漏らした。
「まぁ凄い」
「でしょ?ね?俺の言った通りっしょ、ね?」
随分と皆がテンションを上げていて可愛らしい。思わずAはニッコリと笑みを浮かべた。
しかしそんな雰囲気を壊すかのように汽笛が何処からか聞こえる。
「マリン、これって海軍基地でも見たけど」
「こ、こんなところで海軍の船〜?」
矢張り、海軍のモノらしい。既視感があるはずだ。
どんどんと近づいてくる海軍の船を蹴り飛ばしてしますか、と一瞬考えたが止めた。
ルフィの目的はコックを仲間にすることだ。ここでいざこざを起こして出禁なんてなったら困る。Aはふわぁ、と欠伸をした後柵に腰をかけてブラブラと足を揺らしながら海上レストラン『バラティエ』を見る。
Aにとったらどうでもいい話だが、ルフィたちにとってはそうでも無い。良い子ならいいのだが、と不安を覚えながら再度欠伸をした。
「呑気そうだな」
「最悪蹴り飛ばせばいいもの」
幼い顔立ちからは思えぬ台詞にゾロは一瞬目を見開いた後ククッと笑った。なにがツボなのか分からぬが、可愛い子が笑っているのならまぁいいかと思いAは突っ込まないことにする。
「見かけねぇ海賊旗だな」
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〜最近の出来事〜
私、作品を作る上で夢主に名前をつけているのですが、原作キャラと名前が被りました。自分の中でゴチャゴチャにならないようにしなければ......。
話は変わりますがコメント、閲覧、高評価、お気に入り登録ありがとうございます。皆様の評価や反応が書く上でのモチベーションとなっているので凄い嬉しいです。まだまだ続く【吸血鬼娘は日傘をさす】をゆっくりとお楽しみください。
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ゆおゆお - とっっても好きです!更新頑張ってください! (8月28日 18時) (レス) id: 3120b2a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ぺお - とっっっても好きです!!! (7月26日 5時) (レス) @page25 id: 9c7d7bec90 (このIDを非表示/違反報告)
正体不明の生き者 - 無理しないでに頑張ってください❌無理しない程度に頑張ってくださいです!すいません💦 (7月5日 15時) (レス) @page5 id: 92db999cd5 (このIDを非表示/違反報告)
正体不明の生き者 - まってめっちゃ好きです…( ; ; )無理しないでいでに頑張ってください!! (7月5日 15時) (レス) @page5 id: 92db999cd5 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - 吸血鬼の大人っぽい主人公最高です!!これからも更新頑張って下さい! (7月2日 4時) (レス) @page3 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:U・K | 作成日時:2023年6月26日 21時