第八十二話:お昼下がりの舎弟 ページ36
「......もう昼ね」
身体がギシギシと痛みを訴えてくるが、日常生活に違和感があるほどでは無い。身体を上に伸ばせば骨がポキポキと鳴った。
「おはようナミ嬢」
「あらおはよう、というかもう大丈夫なの?」
「一応ね。流石にずっと寝られやしないもの」
首を鳴らしながらを傘を揺らす。まだ太陽が消える時間まで全然なのだ。夜になるまで安堵することなど出来ない。
「......で、そこの子たちは誰?」
視線をよこした先にははしゃいでいる男性陣と知らぬ男が二人いた。
「珍しくゾロの坊やのテンションが高いわ」
「舎弟ですって」
「しゃてい」
改めて見下ろせば青と緑の青年だ。年はゾロよりも少し上くらいだろう。
「ふぅん、坊やの舎弟ね」
「あら、嫉妬?」
「?何故」
首を傾げながらナミの問いかけに疑問符を浮かべるA。
何故嫉妬などという言葉が出てきたのか解らずAがナミを見上げれば、なんともいえぬ顔をした少女がいた。
「何故って、まぁいいわ」
ひらり、と手を振ったナミはみなの所へ戻っていく。
「変なナミ嬢」
Aも続いて階段を降りた。
260人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆおゆお - とっっても好きです!更新頑張ってください! (8月28日 18時) (レス) id: 3120b2a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ぺお - とっっっても好きです!!! (7月26日 5時) (レス) @page25 id: 9c7d7bec90 (このIDを非表示/違反報告)
正体不明の生き者 - 無理しないでに頑張ってください❌無理しない程度に頑張ってくださいです!すいません💦 (7月5日 15時) (レス) @page5 id: 92db999cd5 (このIDを非表示/違反報告)
正体不明の生き者 - まってめっちゃ好きです…( ; ; )無理しないでいでに頑張ってください!! (7月5日 15時) (レス) @page5 id: 92db999cd5 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - 吸血鬼の大人っぽい主人公最高です!!これからも更新頑張って下さい! (7月2日 4時) (レス) @page3 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:U・K | 作成日時:2023年6月26日 21時