第六十二話:約束は信頼の上で ページ16
「＿＿つうかAどこ行った？」
「アイツ単独行動好きだからなぁ!ま、夜だし元気にやってんだろ」
「呼んだかしら」
「ギャ!!??」
「キャァ!?」
「うお!?」
「お、Aだ！」
突如現れたAにルフィ以外の一同が悲鳴をあげる。
「驚かせてごめんなさいね......ウソップの坊や」
「ぁ......カヤはどうだ」
「少し疲れて寝てしまったわ」
第一にカヤのことを聞くあたり優しいのだろう。Aは頬が緩むのを感じた。
「なにがあったの？」
ウソップは眉をひそめる。昼の件もあり信用はされていないのだろう。少し悲しいが、仕方の無いことだ。
「おう、実は」
「いいルフィ。俺が話す」
ルフィの声を遮りウソップがAを見つめた。
力強い目だ。芯のある生き物だけがする目。
「......話してちょうだい
今日、何があったのか」
ウソップはそれから今日の昼に聞いた会話を話してくれた。些か人として疑う様な内容だったが、もし仮にその話が事実だとしたら
「＿＿＿お嬢さんが危ない......ッ」
「おいAッ」
ガクンと膝から崩れ落ちたAをゾロが片腕を引っ張り倒れないようにした。
「......大丈夫よ。少し疲れただけ」
なにか言おうとするゾロを尻目にそう告げると、ゾロは眉を寄せ怖い顔をする。おっかないものだと思う。ただでさえ怖い顔なので辞めて欲しい。
「私はお嬢さんのそばにいるわ。そっちは任せたわよ」
裾についた砂埃を払いながら答えたAはゾロの手を離させる。小さな手からは考えられぬ力で解かれた自身の掌をゾロはじっと見つめた。
「安心してちょうだいウソップの坊や。お嬢さんには傷一つ付けさせないわ」
月夜に佇む少女は妖しい雰囲気をまといながら、にっこりと笑った。刹那少女の姿は消える。まるでそこには元から誰もいなかったかのようにウソップは感じて、恐怖を覚えた。
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ゆおゆお - とっっても好きです！更新頑張ってください！ (8月28日 18時) (
レス) id: 3120b2a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ぺお - とっっっても好きです！！！ (7月26日 5時) (レス) @page25 id: 9c7d7bec90 (このIDを非表示/違反報告)
正体不明の生き者 - 無理しないでに頑張ってください❌無理しない程度に頑張ってくださいです!すいません💦 (7月5日 15時) (レス) @page5 id: 92db999cd5 (このIDを非表示/違反報告)
正体不明の生き者 - まってめっちゃ好きです…（ ; ; ）無理しないでいでに頑張ってください！！ (7月5日 15時) (レス) @page5 id: 92db999cd5 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - 吸血鬼の大人っぽい主人公最高です！！これからも更新頑張って下さい！ (7月2日 4時) (レス) @page3 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：U・K | 作成日時：2023年6月26日 21時
