第四十三話:落ち込み ページ44
「A、ゾロは？」
「平気よ。少しだけ寝てるけれどもう少しあれば目を覚ますでしょう」
「わかった」
今現在町長は少女を連れて町の方へ向かっているらしく、この場には犬とナミとルフィ、そしてAしか居なかった。
「ただ出血量が結構多かったこともあるから起きたとしても戦闘は無理ね。やったら傷口が無理やりあくわ」
そしたら今度こそお陀仏になるかもしれない。ゾッとしながらAは目を伏せて、犬の隣のしゃがみ込んだ。
犬は警戒することなくAの隣で黙っている。
「A」
緩慢な動作でAは顔を上げた。ルフィが相も変わらず読めない表情で顔を見てくるもんだから、Aはフッと笑ってしまった。
「どうしたの坊や」
「......いーや、なんでもねぇ!」
屈託のない笑顔のルフィ。檻越しなのが少しもどかしい距離感だ。
「というか檻から出さないとね」
「でも鍵ソイツが食っちまったから開けられねぇぞ」
「吸血鬼の握力舐めないでちょうだい坊や」
「でもこの檻鉄だぞ」
「私が触れないのは銀だけよ」
「いやぁ、Aの指が溶けた時は驚いたなぁ」
一体いつの話をしているのか。ルフィがカラカラと笑うのにつられてAも笑った。
「さぁて、これからどうするキャプテン」
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無 - クロウはバギーの仲間なんか (8月5日 16時) (
レス) @page45 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - バギーがいるとこに他の海賊団もいるのか (8月5日 16時) (レス) @page37 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - 吸血鬼て色々出来るのか...瞬間移動は普通凄い (8月5日 5時) (レス) @page22 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：U・K | 作成日時：2023年5月8日 17時
