第三十八話:犬との出会い ページ39
「お嬢ちゃんの家は何処?」
「えっとね、ペットフードが売っている前だよ!ワンチャンがいつもそこにいるの」
「へぇわんちゃん」
傍から見れば姉妹のように仲睦まじく歩いている二人。しかしAの着ている服とその容貌は何処と無く町とはミスマッチしており、どことなく浮いているようにも見える。
「あら、あれじゃないかしら」
白い犬が一匹、建物の前で座っていた。
まるで番犬のようであるという感想を抱きながら近づいてく。
「こんにちはわんちゃん!」
「わんっ」
会話があたかも成り立っているかのような返事である。
「早く宝物取りに行かなくていいの？」
「は!そうだ、ごめんねわんちゃん遊んで挙げられなくて」
たったったと走っていく子供の後ろ姿を眺めながらほのぼのとしていれば、Aは眉間に皺を寄せた。
「......血の匂い」
吸血鬼は血を主な栄養源としている。そのため血の匂いを鋭敏に感じることができるのだ。それは生きるため先祖から身につけた性質とも言える。
「一体どこから」
あらゆる五感を鋭く動かしながら辺りを見渡す。
そうして一点、店の正面からの道に現れた三人の人物にAは唇を震わせた。
「......ッゾロの坊や!?」
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無 - クロウはバギーの仲間なんか (8月5日 16時) (
レス) @page45 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - バギーがいるとこに他の海賊団もいるのか (8月5日 16時) (レス) @page37 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - 吸血鬼て色々出来るのか...瞬間移動は普通凄い (8月5日 5時) (レス) @page22 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：U・K | 作成日時：2023年5月8日 17時
