第二十五話:挑発する少女 ページ26
「あの子についてきて後悔するとは思えないわよ」
「んなのてめぇの主観だろ」
「主観よ、でもきっとあの子を知れば貴方も首を縦に振るはずだもの」
ルフィはそういう人間だと、なによりも長年傍にいたAがよく知っているのだ。あきらめ悪く、信念があり、馬鹿だけれど憎めない、そんな子供であることをよく知っている。
「わざわざ悪党に自ら成り下がる奴がそんなやつだとは思えないけどな」
「そういう坊やなのよ」
クスクスとAは笑う。
かつての自分が嘘のように粋されているのだからきっと彼もそうなるだろうと、Aは信じて疑わない。
「Aさんッ」
「おや、どうしたの坊や」
「今海軍は上の方で作業をしているらしいので、今のうちにゾロさんの縄を解きます、手伝ってくれませんか」
「え、や」
首を横に振り、コビーの要求を拒否する。
「やって......ゾロさんの命がかかってるんですよ!?」
「だって解放したらルフィとの交渉がしにくくなるもの。せめて刀を持ってくるまでは私はノータッチで行かせてもらうわ」
「そんな」
「まさか、未来の海軍志望が縄の一つや二つ解けないなんてことあるわけないわよねぇ坊や？」
ニッコリとAは笑みを浮かべた。しかしそれは童顔に似合う無邪気な笑みではなく、どこかこちらを煽るような蠱惑的な笑みだ。
「で、できます!!!」
「そう、じゃあ頑張って坊や」
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無 - クロウはバギーの仲間なんか (8月5日 16時) (
レス) @page45 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - バギーがいるとこに他の海賊団もいるのか (8月5日 16時) (レス) @page37 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - 吸血鬼て色々出来るのか...瞬間移動は普通凄い (8月5日 5時) (レス) @page22 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：U・K | 作成日時：2023年5月8日 17時
