第一話:吸血鬼娘とゴム人間 ページ2
「おめぇはずっと変わらないのか？」
「えぇ勿論＿＿＿私は吸血鬼だもの」
少年が少女に尋ねて、少女はそれに答える。
胸を張って自慢気に。そして何処か誇らしげな少女Aは自分より背の低い少年ルフィに笑いかけた。
「不変の象徴よ、吸血鬼は」
「ふへん？」
「ずっと変わらないこと。きっと坊やが大きくなっておじいちゃんになっても変わらないわ」
「Aはおばあさんにならねぇのか？」
「齢で考えれば、きっと私はおばあちゃんよ。まぁ正確には覚えてないからなんとも言えないけれど」
赤い瞳を細めて何処かを見つめるA。
時折、というよりは頻繁にAは何処かを見ていた。ルフィが話しかけているのにずっと遠い何かを見ているA。
「貴方が大きくなったら抱っこでもしてもらおうかしらね」
「ん!今の俺でも抱っこくらいできるぞ!」
「私よりちっこい子に抱えさせることなんてさせないわ。せめてシャンクスの坊やくらい大きくなって、強くなきゃ。それにレディの扱いの悪い男に抱えられたくは無いもの」
きゅ、と日傘を持って微笑むAの視線がルフィに向く。何処か蠱惑的な目で見つめられルフィは目を瞬きさせた。
「坊や、私お腹すいたわ【PARTYS BAR】行きましょ？」
「おう!いいぜ」
フーシャ村にいる子供が二人。
一人は海賊に憧れる少年
一人は不老の吸血鬼の少女
まだ彼らが旅に出る十三年前。二人はまるで姉弟の様にずっとそばにいたらしい。
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無 - クロウはバギーの仲間なんか (8月5日 16時) (
レス) @page45 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - バギーがいるとこに他の海賊団もいるのか (8月5日 16時) (レス) @page37 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
無 - 吸血鬼て色々出来るのか...瞬間移動は普通凄い (8月5日 5時) (レス) @page22 id: 87a5915590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：U・K | 作成日時：2023年5月8日 17時
