hope 62 ページ16
広臣side
剛典「おはようございまーす。あ、臣さんと隆二さん何してるんすかー？」
広臣「おはよ。」
隆二「おはよう。あれ、ガンちゃん早くない？来るの。」
剛典「そうなんすよ、なんか俺だけ呼び出されちゃって。」
広臣「えーガンちゃんなんかしたのー？(笑)」
剛典「やっべぇあん時のバレたかな…って俺何もしてないっすよー(笑)多分この前の映画のことで。」
広臣「あー、そういうことね。」
剛典「はい。…あ、それより臣さん！これ見てくださいよ！」
ガンちゃんがグッチャグチャのカバンから取り出したのは一冊の雑誌。
広臣「…えっ！」
これ！って興奮気味で俺に見せて来たのはVERERUCHIAの特集ページ。
男性外国人の胸元には太陽のネックレス。
その隣に写っていたのは、月のネックレスをした紛れもないAの姿。
一年前とはまた別の綺麗さが備わっていて、その雑誌のAに釘付けになるほどだった。
剛典「これこの前玲於が言ってたやつっす。俺先週、ネックレス買うためにVERERUCHIA行ったんすよ。そしたら誰がいたと思います？Aちゃんっすよ！俺の勘当たりました！」
広臣「VERERUCHIA…」
隆二「…え、ガンちゃんAちゃんの居場所分かってたの？」
剛典「あんまり自信はなかったんすけどね(笑)」
なんでAがここに…
なんでこの雑誌に…
Aが見つかったのは喜び以外の何ものでもないけど、分からないことが多すぎて頭に浮かぶのはハテナマークばかり。
隆二「…えーっとなに？そこのショップ店員してるってこと？」
剛典「はい！このネックレスもAちゃんから買いました！」
ガンちゃんの胸に光るものは、雑誌のAの隣で微笑む外国人と同じもの。
隆二「じゃあなんでここに映ってんの？」
剛典「それはよく分かんないっす。でもここで働いてるのは確かっすよ。」
隆二「…だってさ、臣。」
広臣「…おう。」
Aを探し続けてから1年。
見つかることを願っていたけど、いざ見つかったとなると不安な気持ちが心を支配した。
どんな顔して会えばいいんだろう。
どんなことを話せばいいんだろう。
せっかくその時が来たのに俺は戸惑ってばかりいた。
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MIKI - 素敵なお話しです^_^ 続き楽しみにしてますo(^_-)O (2017年2月3日 22時) (
レス) id: 2b2ebd354e (このIDを非表示/違反報告)
Nico(プロフ) - Mionaさん» Mionaさんコメントありがとうございます。少しではありますがまた更新するので最後まで楽しんでください！ (2017年1月31日 15時) (レス) id: 8fbc2f71d4 (このIDを非表示/違反報告)
Nico(プロフ) - けいちゃんさん» けいちゃんさんコメントありがとうございます。私も書いていてそれをすごく感じました。この後もお楽しみください！ (2017年1月31日 15時) (レス) id: 8fbc2f71d4 (このIDを非表示/違反報告)
Miona(プロフ) - 続きが気になります！！！ (2017年1月27日 18時) (レス) id: 35c185664e (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 楽しみにしてます！きちんと自分の気持ち言って話し合わないと駄目なことわかりました！ (2017年1月27日 12時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nico
| 作成日時：2017年1月10日 23時
