No.14 ページ14
隼「えっ!まじ?見せて!」
龍友「俺も!」
みんなが玲於くんのケータイに集まっている中に私も紛れ込んでみる。
想乃お疲れ様!明日夜ご飯一緒に行く約束してたよね?仕事休みだし、玲於待つついでに久しぶりに事務所寄っちゃおうかな〜。
メン「ホントだ!想乃ちゃん久しぶりだなー。」
裕太「緊張するわ〜。」
玲於「なんで裕太くんが緊張するの(笑)」
そんな会話を背に、みんなの輪から遠ざかる。
想乃さんかー…
ってことは明日で初めて会うことになる。
え、玲於くんの彼女さんでしょ?
あぁ、やばいやばい。
緊張するのは裕太くんじゃなくて、私だよ…
はぁ…
やだやだ、片付けしちゃお。
みんながワーワー言ってるのを横目で見ながら黙々と片付けに取り掛かる。
涼太「Aちゃん、これ食べる?」
「…え?」
いつの間にか涼太くんが隣にいて、手渡されたのはキャンディーのように包まれた小さいチョコレート。
涼太「テーブルにあったやつなんだけどさ(笑)Aちゃん疲れてるみたいだからこれ。」
何この天使片寄。
「…ありがとう。」
そのチョコレートを受け取ると、涼太くんはすっごく笑顔になった。
涼太「玲於のこととかで辛かったら俺でよかったらご飯とか行って話聞くからさ、いつでも頼ってよ。まぁ今日は亜嵐くんに先越されちゃったんだけど(笑)」
涼太くん…
私は今あなたがキラキラして見えます。
涼太くんはチョコレートと素敵な笑顔を残して、くるりと半回転すると、またテーブルの方へ戻っていった。
私の手のひらにあるチョコレートを口に放り込んでみる。
普段からよく食べているチョコレートなのに、今日だけは体に染み渡るような特別な甘さが感じられた。
チョコレート一つで私を元気にしてしまうのは涼太くんだけかもしれない。
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片寄みゆな(プロフ) - え!終わりですか…??寂しいです泣Nicoさんのペースでいいのでゆっくり更新してもらえたら嬉しいです! (2018年8月15日 1時) (レス) id: c5f011830b (このIDを非表示/違反報告)
摩花論 - 完結ですか?泣 続き気になります!ゆっくりでいいので更新して欲しいなぁ…なんて笑 お願いします! (2018年1月14日 12時) (レス) id: 70a20cf419 (このIDを非表示/違反報告)
RaluRations - Nicoさん» はい!ゆっくりで大丈夫です!頑張ってください。よろしくお願いします! (2017年8月5日 13時) (レス) id: c4e742e9d8 (このIDを非表示/違反報告)
Nico(プロフ) - RaluRationsさん» RaluRationsさんコメントありがとうございます!長らくお待たせしてしまって申し訳ないです。まだ完結ではございません!作品を放置してしまってすみません。構想が決まり次第すぐに再開します! (2017年6月11日 10時) (レス) id: 8fbc2f71d4 (このIDを非表示/違反報告)
RaluRations - コメント失礼します!このお話って終わりですか?もっと読みたいので終わりだったら続編を希望します!!よろしくお願いします! (2017年5月7日 23時) (レス) id: c4e742e9d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nico | 作成日時:2016年12月3日 14時