Introduction IV ページ5
チュン チュン チュン
「ん…何時だ？」
目を覚まし、目覚ましをどうにか手繰り寄せ
時計をみる
「ふぁー、7時50分……って…おい！！！」
ダッとベッドから降りて
顔を洗い、制服に着替える
髪は取りあえず櫛でとかせばなんとかまとまる
こういう時ちゃんと手入れしててよかった〜
と思うのだけど
まあそんなのはともかく
急ぎ足でカバンを持って玄関を出る
なんてったって滅多に寝坊しない私が朝礼の日に寝坊するんだよ！！
少し駆け足で歩く私
赤信号で止まり
やや焦る
あと10分で…ギリギリ間に合うかなぁ…
と
その時
キキィーッと目の前で車が停車する
は？どうした？
ガチャッとドアが開く
と同時に
ぐいっと腕を引っ張られる
男「おい嬢ちゃん…大人しくついて来い」
わっ、面倒くせえ
その男は、左手にナイフ
右手に私の腕を掴んでいた
ちらりと交差点の先を見ると、
パトカーが向こうに見えた
サイレンも鳴っている
…まあ、警察ならこのマヌケ程度なら捕まえられるだろうなと
大人しく、怯えたフリをして車に乗り込んだ
…わざと、名前入りのハンカチをポケットから落として
＿＿＿＿＿
鬼瓦「ホシは交差点で女子中学生を捉えて人質に取った模様！各自配置について尾行！目撃したら直ちに無線を入れろ！！」
※ホシ＝犯人
その日鬼瓦刑事の班は強盗犯を追っていた
刑事「鬼瓦警部、目撃者の証言をもとに人質に取られた少女が車の乗る際落としたというハンカチをお持ちしました」
鬼瓦「これは…名前が入ってるな」
広げられたハンカチのタグに
空音A
とり小さめに書かれているのが見える
鬼瓦「目撃者によるとその嬢ちゃんの制服は…何だっけか、何たら学園」
刑事「はい、聖和女子学園です。」
鬼瓦「そうだ、その学園に連絡は取れたか」
刑事「はい、ですが学園側が保護者に連絡したところ、電話が繋がらないそうで…」
鬼瓦「繋がらない？会社には連絡入れたのか？」
刑事「それが…自営業との事で、事業所と保護者の連絡先というのが同じだったもので…」
鬼瓦「そうか…繋がり次第連絡するように言っておいてくれ」
鬼瓦刑事はため息を吐きつつ、
モニターの地図を見つめる
鬼瓦「なんてったって犯人はこんな真似を…」
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璃優(プロフ) - ユッケさん» お返事遅くなりすみません、ありがとうございます(^o^)ぼちぼち頑張りますのでよろしくお願いしますね！ (2017年2月6日 14時) (
レス) id: c0ac85a89c (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ - どうも！初めて読ませていただきました(*^^*)これからも楽しみにしていますヽ(*´∀｀)ノ (2017年1月26日 19時) (レス) id: 3969489df6 (このIDを非表示/違反報告)
璃優(プロフ) - ヨミさん» ありがとうございます(^o^)コメントいただけて嬉しいです、励みに頑張っていきますね！ (2016年10月10日 20時) (レス) id: c0ac85a89c (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ - とても面白いです！頑張って下さい！>ω< (2016年9月27日 20時) (レス) id: 68fb4ebc52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃優 | 作成日時：2016年8月2日 19時
