Story#18 ページ29
夕食を食べてから行こうと、食堂へ行くと
円堂「あ、A！どっか行くのか？」
円堂が話しかけてきた
隣の基山とは何か後ろめたい話をしていたのか、彼は少し視線を逸らしていた
「ちょっと家に物を取りに行くんだ。それより、随分しごかれてたみたいだね君達。」
緑川「随分どころじゃないよ…」
風丸「ああ、もうクタクタだ…」
言ったじゃん、一から鍛え直すってさ〜
とか思いながら、苦笑いで彼らの愚痴を聞く羽目に
鬼道「空音は、代表選抜に関わっていたのか？」
そんな鬼道の問いが、賑やかな食堂を静まらせた
私は不動がいない事を察し、ふぅとため息を吐く
「空音じゃなくてAでいいよ。
まぁ…完全に関わっていない、といえば嘘になるね。君たちの二日間の練習を第三者である私がレポートにまとめる、それが私の仕事だった。個人の能力を客観的に分析したものをね。
そしてそれを響木さんと久遠さんが参考にしながら選考試合を見て…その後の会議は関わってないけど、最終判断の時点では私もいた。」
この言葉で、少し彼らは緊張感を漂わせた
鬼道「では、なぜ監督たちは不動をチームに加えたんですか？あいつは…」
「チームの風紀を乱す、とでも？」
首を縦に振る鬼道
他の選手も全員頷く
「…彼の人格がどうであれ、私たちが求めていたのは"世界と張り合えるであろう選手"。これから君達は日本という国を背負って世界で戦うわけだ。そんな些細なことで躊躇できる余裕はないに等しい。彼は世界で戦える有能な選手だと私たちは判断した、それだけだけど？」
ああ、ちょっと頭を使いすぎた
鬼道「…言ってることはわかるが、でも……！」
「まあ、うまく頑張ることだね。これも世界への試練だよ。」
味噌汁を飲み干した私はガタッと立ち上がる
「じゃ、明日もがんばりな。私は気が向けば見に行ってやらなくもないよ。」
ヒラヒラと手を振り、私はその場を去った
_______
長いこと放置してすみません、
受験とメインの作品を優先していました
受験は終わりましたので、今日からぼちぼち再開します
それでもメイン作品を優先しますので、こちらはオプション感覚で楽しんでいただけたら嬉しいです
よろしくお願いします
Riyu
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璃優(プロフ) - ユッケさん» お返事遅くなりすみません、ありがとうございます(^o^)ぼちぼち頑張りますのでよろしくお願いしますね！ (2017年2月6日 14時) (
レス) id: c0ac85a89c (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ - どうも！初めて読ませていただきました(*^^*)これからも楽しみにしていますヽ(*´∀｀)ノ (2017年1月26日 19時) (レス) id: 3969489df6 (このIDを非表示/違反報告)
璃優(プロフ) - ヨミさん» ありがとうございます(^o^)コメントいただけて嬉しいです、励みに頑張っていきますね！ (2016年10月10日 20時) (レス) id: c0ac85a89c (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ - とても面白いです！頑張って下さい！>ω< (2016年9月27日 20時) (レス) id: 68fb4ebc52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃優 | 作成日時：2016年8月2日 19時
