真夜中の散歩 【ＪＵＭＰ短編集】

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「‥‥え？だいき」


薮くんが目を見開いた。

その、視線が俺の身体の
上半身をゆっくり移動する



「‥‥どこ行っちゃったの？
俺の大好きな
だいきの、ぷよ腹…」




髪を拭う事なんて
すっかり忘れて
薮くんが俺の身体を
手でゆっくりなぞりだす



「うわ、固い…
この溝、くっきり割れて…
……めちゃカッコいいな…」


かすれた薮くんの声が耳を撫でる



「ちょっと、ゾクゾクしてきた。
なんか、俺、だいきに
押し倒されたい‥‥な…
今夜は、だいきに抱いて欲しいかも」



とか何とか言いながら、
薮くんが俺の腹の筋を
舌でゆっくりなぞってくる。



俺も薮くんの身体から
目が離せない。

綺麗な、薄いけど
しっかりした筋肉が
薮くんの全身を覆っている。


本番で見せなかったから、
俺もその身体、今日、初めて見た。




「なに？俺の身体にも
見惚れちゃった？
いやあ、これが本当の肉弾戦だな〜」

ここと、ここ、どっちが固い？


と、からかうようにつぶやいて
俺の手にあの部分を触らせて
薮くんがニヤッと笑った。



…相変わらず、この人、
ちょっとムードにかけるよな


溜息をつきながら
お返しに俺は、
薮くんの頭にそっと
手のひらをおいて
そのうえからポンって、
頭をはたいた。



※Fin※




有岡くん、
お誕生日おめでとうございます。

薮くんと有岡くんの空気感、
大好きなんですよね。
だいちゃんが、かわいくてかわいくて
仕方ない薮くん、
でも、ちょっと、だいちゃんに
甘えてる感じが好きだし、
そんな薮くんを甘やかしてくれて、
でも、尊敬してくれている
だいちゃん…


今回のD誌の可愛さといったら
なかったです。
　
　
　
　

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