その�� ページ6
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その時、さっきのピンポン連打の倍の激しさでチャイムがなった。
「おい、裕翔じゃねえの
うちのドアホン、壊れるわ」
果たして、モニターに映ってたのは
寝ぐせだらけで息を切らしたユウトだった。
「光くん！」
これまた遠慮なく裕翔はずかずか上がってきて
光くんをぎゅうぎゅう抱きしめた。
「せっかく、俺のために光くんが色々作ってくれたのに…ほんとにごめん！
考えたらこんなに嬉しいことないなって、
俺、朝起きて光くんがいなくて焦ったあ〜
一番最初に、あけましておめでとうって
言いたかったのにさあ、
まさか、もうここで済ませちゃった？」
うん、どう見てもそうだよね
食い散らかしたおせちが目に入らないのかな？
でも、裕翔の目には光くんしかうつらないようだ。
「あ、いや、その…まだだよ、裕翔、大丈夫」
と俺がなぜか返事をしてしまった。
「わあ、よかったああ。
さあ、帰ろう。俺も今から手伝うよ！
俺達の始めてのお正月だもんね。
ああ、薮くん、だいちゃん、それじゃ、ね」
いったいなんだったのか、
裕翔は光くんを連れて
滞在時間5分ほどで帰っていった。
「なにあれ？」
「まあ、仲良きことは美しきかなって、な、」
呆気にとられた俺の背中をぽんっとたたいて
「さて、片付けるかあ」と薮くんが食べ終わった後の
食器を運び始めた、俺は流しで皿洗いだ。
「あれだな、だいき。
俺ら、年末にここで鍋したじゃん。」
そうそう、薮くんがグッドアイデアだといって、
立ったまんまコンロの前ですき焼きを食べたんだ。
「あれ、光とだったら怒られそうだなあ」
何がおかしいのか薮くんはクスクス笑いながら
そのまま俺を抱きしめて腕の中に閉じ込めた。
「なあ、だいちゃん。俺らも一緒に暮らさないか？」
「え？ば、ばか。やだよっ」
「朝の眠そうなだいちゃん、
色っぽいくて好きだよ」
「ム、ムリムリっ」
「なんでよ？俺の家事能力？
風呂掃除と洗濯物をたたむのは得意だぜ」
「ダメ〜、ムリなものはム・リ！」
俺は泡だらけの手で薮くんのほっぺを
片手でギューッと押しやって、
そのままその腕から抜け出した。
急に動悸が激しくなる、
薮くんと一緒に暮らすなんて、
まだまだムリ！ムリだって！
それはまだ二人きりの時には
こうやって一緒にいる事が
信じられなくて、
ドキドキ、緊張しちゃうからだってこと
‥‥‥絶対に言えないよ。俺。
※FIN※
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Ｑ(プロフ) - ちちちさん» いらっしゃいませ！ここのおふたりには、ウスグラ感は全然なくて、なんだか楽しく愛をはぐくんでおります。ゆとひかもラブラブです。いつかダブルデートさせてみたいです。 (2020年1月23日 8時) (
レス) id: 606e7e57bd (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - みるみるみるきーさん» 早速のお越し、ありがとうございます。仙台 お雑煮で検索したら具沢山のお雑煮レシピが出てきました。私も食べてみたい、ちなみに出汁はハゼの焼き干しを使うそうです〜 (2020年1月23日 8時) (レス) id: 606e7e57bd (このIDを非表示/違反報告)
ちちち(プロフ) - 新作!Qさまはほんと作品ごとの雰囲気が全然違う〜尊敬です！更新楽しみにしてます！ (2020年1月22日 22時) (レス) id: b5788e234f (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - 新作、おめでとうございます。具沢山のお雑煮。たべたいーー。 (2020年1月22日 19時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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