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ランチを終えたみんながデスクに戻ると、薮がまだ書類の前でもくもくと仕事に取り組んでいた。机の上には食べ終わったおにぎりの包み紙がさびしく転がっている。
知念が一つ咳払いをして、薮の肩をたたいた。
「ねえ、宏太。それさ、会議室に持って行ってやったら？終わんないじゃん。」
「お帰り。いや、移動が面倒だし、ここでいいよ。電話もかかって来るし・・」
「薮、電話は俺とだいちゃんで対応するからいいよ、集中してやっちゃいなよ」
デスクの周りに集まって口々に言うメンバーから何故か圧のオーラを感じる。
薮はたじろいだ。
「うーん…じゃあ、そうしようかなあ。
難しくはないんだけど、なんかちょいちょい抜けてて…高木、一緒に来て手伝って。」
「薮くん、ごめん。俺はこれから営業ってか、愛の回収活動があるから…」
「は？」
「まあまあ、頑張れ！きっと、いいことあるよ、クククッ…僕らは応援してるから！」
「なにそれ？」
何かがヘンだ、昼休みにいったい何があったのか？いぶかしげな薮に山田が我慢できないというように声をかける。
「ねえ、薮ちゃん、今日がバレンタインってわかってる？」
「ああ…で？。」
「やっぱり、わかってないんだなあ。ああって、それだけ？」
「だってさ、俺、甘いもんはあんまりなあ…、でも、まあちょうどよかった、
今日は糖分の補給が必要かも。知念、お茶菓子にチョコが出るんでしょ、会議室まで持ってきてよ」
「お茶菓子！…薮くんって、何か微妙に昭和が入ってるよなあ」
何がおかしいのか大笑いの中島が書類をまとめてかかえる。
「さあ、行こうよ、薮くん。運ぶの手伝うよ」
「宏太、チョコを楽しみにしてて、とびきりに甘いの持っていくね！」
中島と薮の背中を見送って知念がニッコリと微笑むと、山田が大きく肩をすくめた。
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Ｑ(プロフ) - みるみるみるきーさん» 早朝から落書きみたいな話にコメントを頂きありがとうございます！いつも光くんが12時前には帰ってしまうので脈がないのかもと悩んで告白できなかった薮くんという妄想でした…しかし、今、私は翌朝のふたりのようにすごく眠いです (2020年11月24日 9時) (
レス) id: a1a90f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - きみはっ！しんでれらっがぁーっ！と、歌って踊る彼等が見れるのは、もう明日！！ひかママのお部屋の位置に感謝。お持ち帰り出来たもんね！美味しく食べてねえーー！ (2020年11月24日 4時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - みる様、いらっしゃいませ。牛乳を全部飲んでなければ美味しいカルボナーラが作れたはずです、胸焼けするくらいのやつが…、ホントにご馳走さまってやつです(^^) (2020年11月14日 16時) (レス) id: a1a90f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - あまーーーっい！！いつもよりお高めの厚切りベーコンで作るカルボナーラはタップリの愛情も入るから、ふたりで食べるから、より一層美味しいでしょう。はぁー幸せね。 (2020年11月14日 9時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - みるさま、いらっしゃいませ~、なんか伊野尾さんには屈託をかかえさせてしまうのですが、切ないと言って頂きありがとうございます。ホッとしました。たかっくんはちょっぴり言葉足らず…ホントはサプライズで指輪を渡す予定だったのよ~ (2020年11月8日 17時) (レス) id: a1a90f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
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