港の見える丘〈ybhk〉 ページ19
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※パラレル※
ツバメのコータ × 銅像の王子ヒカル
青い鳥にUPしたものです。
※※※
港を見下ろす小高い丘の公園にその王子の銅像はありました。
そこではいつも、薔薇のアーチが美しく咲き誇り、柔らかな噴水のしぶきの向こうに虹を見つけた子供達の歓声が音楽のように響き渡っているのでありました。
ある日、一羽のツバメがこの町にやってきました。南の国に向かう仲間を追いかけてきたのです。
「ああ、ちょうどいい場所がある、ひと休みしよう」
ツバメは楽しげにさえずりながら王子の銅像の足元に羽を休めました。
「素敵な声だね」
誰がこの小さなツバメの歌声に気付いたというのでしょう、ツバメはキョロキョロと辺りを見回しました。
「こんにちは」
それは王子の銅像でした。
ツバメは人間と違っていきなり銅像に話しかけられても驚かないものです。その小さな頭をツイっと上げると王子に向かってうやうやしく挨拶をしました。
「はじめまして、王子様。ちょっとここで休ませてもらっていいですか？」
「もちろん、いいよ。長い旅をしてきたの？」
「うん、仲間と一緒に南の国へに行く途中なんだけど、僕だけちょっと遅れちゃって、」
「そりゃあまた、どうして？」
「どうしてって、僕はなんだかどうしても寄り道が多くなっちまうんです。」
ツバメは王子に自分が見てきたあれやこれやを話しました。
それは、旅に出る前に暮らしていた大きな森での野ウサギのかけっこや、
目の前の噴水とは段違いの水しぶきを飛ばす大きな滝や、
賑やかな街のパン屋での主人とおかみのケンカの様子やらで、
王子はすっかりツバメの話に夢中になって時折笑い声をあげていましたが、
ふいにポツポツと大きな涙をこぼしました。
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Ｑ(プロフ) - みるみるみるきーさん» 早朝から落書きみたいな話にコメントを頂きありがとうございます！いつも光くんが12時前には帰ってしまうので脈がないのかもと悩んで告白できなかった薮くんという妄想でした…しかし、今、私は翌朝のふたりのようにすごく眠いです (2020年11月24日 9時) (
レス) id: a1a90f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - きみはっ！しんでれらっがぁーっ！と、歌って踊る彼等が見れるのは、もう明日！！ひかママのお部屋の位置に感謝。お持ち帰り出来たもんね！美味しく食べてねえーー！ (2020年11月24日 4時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - みる様、いらっしゃいませ。牛乳を全部飲んでなければ美味しいカルボナーラが作れたはずです、胸焼けするくらいのやつが…、ホントにご馳走さまってやつです(^^) (2020年11月14日 16時) (レス) id: a1a90f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - あまーーーっい！！いつもよりお高めの厚切りベーコンで作るカルボナーラはタップリの愛情も入るから、ふたりで食べるから、より一層美味しいでしょう。はぁー幸せね。 (2020年11月14日 9時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - みるさま、いらっしゃいませ~、なんか伊野尾さんには屈託をかかえさせてしまうのですが、切ないと言って頂きありがとうございます。ホッとしました。たかっくんはちょっぴり言葉足らず…ホントはサプライズで指輪を渡す予定だったのよ~ (2020年11月8日 17時) (レス) id: a1a90f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
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