伏黒恵の幼馴染みは氷焔の白姫と呼ばれている【呪術廻戦】【伏黒恵】 (ページ4)

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・第１章「両面宿儺」ページ4

ー宮城県仙台市杉沢第三高校ー

記録:2018年6月

伏黒side

伏黒「…ないですよ」

五条【「え？」】

伏黒「百葉箱、空っぽです」

百葉箱を開けると中はもぬけの殻だった

五条【「マジで？ウケるね。夜のお散歩かな〜」】

とふざけて言う電話の相手

伏黒「ぶん殴りますよ…」

五条【「それ、回収するまで帰ってきちゃった駄目だから。あ、人手必要ならA呼んだら？何ならホテル同室に予約すー」】

電話の相手が言い終わる前に電話を切った

……今度マジで殴ろう

深いため息をしてから俺はもう一度スマホをタップし、幼馴染み(あいつ)に電話をかけた

A【「恵？どうしたんです？例の特級呪物見つかったんですか？」】

伏黒「どっか消えた」

A【「……それは、一大事ですね。私も、探しに行きますか？」】

驚きを感じない落ち着いたトーンで話す声にさっきまで苛ついていた気持ちが静まっていく

伏黒「……オマエ、任務あるだろ」

A【「でも、事情が事情ですし。その感じだとあの人(五条)、恵に放り投げしたのでしょう？」】

ほとんど何も言っていないのに、言い当ててる

A【「終わり次第そちらに行きますね」】

伏黒「……悪い、助かる」

Aはお互い様ですと話して、電話を切る。

内心、Aが来る嬉しさと申し訳ない気持ちの半々だった