12月24日。繰り返す29歳。【五条悟】

10 ページ12

Aside



悟と暫く歩き、着いた先はお洒落なカフェ



悟がこんなところを知っているなんて珍しい



五条「ここで集合ってメッセージきたから」



『納得』



五条「失礼なこと考えてたろ？」



『さぁ？』



流石幼馴染み



五条「何か頼むだろ？」



『烏龍茶』



五条「知ってたww」



『だろうな。悟はいちごオレだろ？』



五条「せーかーい！」



悟が店員を呼び、烏龍茶といちごオレ。そして変な前髪さん用に珈琲を注文してくれた





『何時集合？』




五条「10時30分」




時計を見れば、あと5分程度





『もうちょっとだね』




五条「だなー」




悟とちょっとだけ仕事の話をした



寒くなってきたから火事が増えてきたとか、



お年寄りが階段から落ちて搬送された話とか




そんな会話をしていると、注文した品々が届いた




それと同刻




五条「おー！こっち！」



















「はじめまして。夏油傑です」





あの夏



消えた



あの冬



死んだ



嘗ての同級生が、いつも通りの笑みを浮かべていた

11→←ご報告

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す