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8 特級案件に赴いた術師とは ページ8

夏油side




帳が降ろされ、私達は足を進める




暫くして、大きな呪力の気配を感じた




夏油「悟!」




五条「言われなくても!」



目の前には、腹を大きくした異形型の呪霊




私が呪霊を飛ばした瞬間



ザシュ



呪霊の腹から、人が出てきた




全身、紫の血まみれで顔は分からなかった



が、



五条「この呪力、Aだ」


悟がサングラスをずらし、そういった




その時、ちょうど悟がAだと言った人物が顔に付いた血を拭った



そしてよくよく顔を見てみると、Aだった




夏油「特級案件に派遣された1級術師ってAのことだったんだ」


何気にAが戦っている所を見たのは、私も悟も初めてだった




それにしても、



Aは高い身体能力で呪具を一気に何本も使い、目にも止まらぬ速さで特級呪霊を切り刻んでいく




その姿に私は目を奪われてしまった





五条「俺、帰る」




悟はそう言って反対側にあるき出した

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作者名:白夜琉 | 作成日時:2023年10月18日 20時

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