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12 やっべぇ ページ12

五条side



Aの様子を見に、医務室へ行った



ドアを開けようとした瞬間、中から話し声が聞こえた




「五条___別れ__」


「それは___」



自分の名前が出たことに驚き、別れるという単語にも驚き、Aと硝子の声であることにも驚いた



Aは俺と別れたがってるのか?

それとも、何か別の、、



数秒の間に、信じられない程の情報と思考が駆け巡る


とにかく、話の内容を聞き取るためドアに耳を傾ける







家入「五条と一定の距離を保つのはなんでだ?」




俺のことが嫌いだからだろ




『だって、近いと心臓がもたないし、なんかめっちゃいい匂いするんだもん』





五条「は?」




予想外過ぎる回答に、自分の耳を疑う



きっと聞き間違えだ





家入「五条に顔を見せないのは?」




次の質問に賭ける




『照れてる所を見られたくないし、恥ずかしいじゃん』




五条「ン゙ッッッッ」


彼女が尊すぎてヤバい




家入「五条の顔を見ないのは?」



『かっこよくて直視できない』







家入「返事がそっけないのは?」

『大好きな人と話している現実が受け入れられません、』







家入「デートを断ったのは?」

『一緒に出かけるとか、マジでいよいよ心臓発作起こす』






家入「好きって言わないのは?」



『恥ずかしくて言えるわけ無い』





べた褒め連発からのAの気持ち丸裸で、こっちが心臓発作起こすわ



すると、



ガタッ


近くにあったダンボールが体に当たり、大きな音がなった



やっべぇ、


直に逃げようとしたが、医務室の中から足音が聞こえる



逃げるにしても、右も左も長い直線の廊下


終わった



そう思ったが



家入「コソ)五条、何してんだよ」


救世主が降臨した

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作者名:白夜琉 | 作成日時:2023年10月18日 20時

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