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1 傑くんの顔 ページ2

Aside



今日は傑くんと初めての合同任務


入学してもう1ヶ月


私は現在1級で傑くんは2級


彼とは入学してから直ぐに仲良くなった


同じ一般家系の出身ということもあって打ち解けるのが早かった


彼とは四六時中と言っていいほど一緒に居る


そこに+αで悟くんとか


私が、クラスで一番中がいいのは硝子ちゃん


でも私が


傑くんは2級だけど、昇級の話がちょくちょく出てきている


 
だから今回の任務は、合同とか言ってるけど傑くんの力試し的な意味がある




補助監督さんが運転する車の中でそう考える




道中、彼とどうしたら硝子ちゃんは教室でタバコを吸わないか、議論していた


 


補助監督「着きました。ここの廃村の奥にある神社で呪霊の目撃情報が出ています。

心霊スポットのような感覚で訪れた男子大学生4名が安否、行方、共に不明です。


帳をおろします。ご武運を」





補助監督さんが帳を降ろす



私達は廃村の奥へと足を進める




『傑くん。お互いの術式を再確認しよう』


夏油「そうだね、私の術式は呪霊操術。」


彼が術式の説明を始める


彼曰く、呪霊を取り込みそれを自由に操る術式らしい



『次は私だね。私の術式は五感操術。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を自由に操れる術式だよ』


私は自分の術式の説明をした



夏油「良い術式だね」



『傑くんこそ、呪霊を取り込むなんて凄いじゃん』


夏油「そうかもね。呪霊は美味しくないからもう辞……、………」


『どんな味がするの?』



夏油「無味だよ、無味」




『本当?』
 


彼は少しだんまりしたあと、




夏油「吐瀉物を処理した雑巾みたいな味だよ」




そう言った



















想定されていた呪霊の等級は1級級だが、実際にいたのは2級程度の呪い




これじゃ、傑くんの力試しにならないじゃん



ま、でも良いか


また今度で


『へぇー、そうやって取り込むんだ』


夏油「ああ、」


彼は苦しそうな顔をしながら呪霊を球体にして丸呑みしていた

2 夏油くんとノート→←1 夏油くんの顔



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作者名:白夜琉 | 作成日時:2023年8月25日 9時

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