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「臣ー終わったよ」
「…臣ー?」

倉庫のドアを開けると、こたつで眠る臣の姿があった。
いつになく無防備に、それでも無いと死ぬと言っていたスマホだけは手にかろうじて持っている。

「…寝てるし」

規則正しい寝息を立てて寝る臣に近付いて、毎日ちゃんとセットしている髪に触れる。
少し反応する臣を見ていると楽しくなってわしゃわしゃ撫でる。

「ん…、」
「…かわいい」

つい出来心で臣にキスしたくなり、そっと顔を近づける。
目を閉じて、後は唇が触れるだけ。
吐息を感じるほど近くに臣を感じたその時。

「…何、したいの?」
「…っ?!」

気怠そうに目を開け、臣は飛び退いた俺を見てニヤリと笑った。
欠伸をしたあと、俺を壁まで追い詰めてもう一度同じ言葉を耳元で言った。

「したいの?…キス」

かすれ気味の声が痺れるくらいに全身に走った。
狭い倉庫の中で体も心も逃げられなくなって、一体俺はどこまで臣のものになっていくんだろう。
ーそう、考えると。

「…聞いてんの、隆二」
「無視すんなよ」
「りゅーじ、どした」

どしたの、と言い切る前に俺の中で何かの箍が外れた。
全部ぶちまけられて、抑えられなくなった。
今がどんな状況かも、一瞬だけ忘れた。
ただ欲しいままに臣にキスした。

そんな俺を、臣は。
いったいどうして受け入れられるんだろう。

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 臣隆 , BL   
作品ジャンル:恋愛
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春山の小春(プロフ) - reira1227さん» ありがとうございます!また次回作でもよろしくおねがいします。 (2019年6月25日 8時) (レス) id: 3714b32197 (このIDを非表示/違反報告)
reira1227(プロフ) - 雨宮兄弟大好きなので楽しみにしています! (2019年6月23日 17時) (レス) id: c7865bc4a4 (このIDを非表示/違反報告)
春山の小春(プロフ) - 麗華さん» 返信出来ず申し訳ありませんでした。なんとかラストまで書き終えることができました。次回作でもどうぞよろしくお願いします! (2019年6月20日 7時) (レス) id: 24ef585744 (このIDを非表示/違反報告)
麗華 - 毎日めっちゃ楽しみに見てます!ラストまで頑張ってください!! (2019年5月27日 22時) (レス) id: 860c6ebc86 (このIDを非表示/違反報告)
春山の小春(プロフ) - シュニーさん» ありがとうございます!ラストシーンまで駆け足で作成中ですので是非最後までよろしくお願いします。 (2019年3月21日 12時) (レス) id: 3714b32197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春山の小春 | 作成日時:2017年9月15日 20時

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