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「知ってるよ、さっきからうるさかった事くらい。俺のだし」
「で、見て欲しい？返信して欲しい？」
「返信したら、行かなきゃならなくなるよ」
臣は必要とされてる。
かっこいいし、オシャレだし。
今だってかっこいいブレスレットつけてる。
色違いのジャージが全く違うものに見えるくらい、フィルターがかかってる。
臣はスマホを俺の目の前にかざして、どうする？なんて言ってる。
答えなんて、初めから1個しかない。
「…みないで…」
「ん？」
「見ないで…、返信も、しないでいて…！」
臣を独り占めしたいんだ。
友達なんてどうだっていい。
臣にキスされたのは俺。
臣のことを1番好きなのも俺。
「…ん、わかった」
スマホの電源ボタンに臣が指をかけ、押そうとした時。
丁度LINE通話の着信を知らせた。
「…敬浩さんか…隆二、出る？」
「な、なんで俺？！」
臣はそう言って笑う。
そして指に力を入れて長く押した。
真っ暗になった臣のスマホ。
ねぇ、臣。
臣が忘れたいことは、何だったの。
「…知りたい？」
「口に出てたよ、隆二」
「…知りたい…聞いていい？」
俺がそう言うと。
臣は言った。
「隆二の事」
第5章『忘れたいこと』完
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春山さつき(プロフ) - おりうさん» めちゃめちゃかっこいいです。 (2017年6月1日 8時) (
レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - 春山、格好いいですよね(о´∀`о) (2017年5月31日 22時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2017年5月31日 9時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - この先の展開が楽しみです(^w^)頑張って下さい！ (2017年5月30日 21時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» 全くもって同意です。共感してもらえると嬉しいです。 (2017年5月29日 17時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春山さつき | 作成日時：2017年5月15日 11時
