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2.

ー息が詰まる。
そう思ったのは昼休み。本当はもっと早い段階で気付いていたのだが、それを口に出した時点でクラスメイトに睨まれそうな気がして言えなかった。

今も心の中で盛大にため息をつきながら決して表には出さない。
こんな生活をあと2年弱、間違いなく心が折れる。
転校初日にこんなこと思うのはおかしいと思いながらも、もう耐えられない自分が居る。

ー結局昼まで、俺が誰かに声をかけられる事は無く。
誰か1人くらい、校舎の中を案内してくれたっていいと思う。

昼飯もどこで食べるのかわからない俺は、ひとまずこの気まずい空間から抜け出したいと自前の弁当を持って教室を出た。
とりあえず2Bの教室が4階まである校舎の3階であることを覚えておけば何とでもなる。

昔から、何かあったら俺は屋上に行く癖があった。

だから迷いもせず、階段を上がっていく。
4階は1年生の教室で、やはりそこでも騒がしい雰囲気は無かった。
廊下の奥へ進むと、さらに5段程小さな階段。その先にメジャーな銀のドアがあり、それを開ければ屋上に行ける。

俺がここに来て、初めて担任に聞いたことはこれだけ。
「屋上はどこですか?」

だから屋上だけは迷わなかった。
迷わずに銀のドアノブに手を掛け開ける。

「…わ、広い」

つい出てしまった声を抑え、予想していたよりかなり広い屋上に足を踏み入れる。
ベンチなんかも用意されてて、でも誰も使ってない。
そのひとつに腰掛け、弁当を開ける。
…前に、視界の端に何かを捉えた。

「足?…人?」

_2→←第1章_1



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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 臣隆 , BL   
作品ジャンル:恋愛
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春山さつき(プロフ) - おりうさん» めちゃめちゃかっこいいです。 (2017年6月1日 8時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - 春山、格好いいですよね(о´∀`о) (2017年5月31日 22時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2017年5月31日 9時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - この先の展開が楽しみです(^w^)頑張って下さい! (2017年5月30日 21時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» 全くもって同意です。共感してもらえると嬉しいです。 (2017年5月29日 17時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春山さつき | 作成日時:2017年5月15日 11時

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