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もちろん、藤井さんだった。
でも今までのように、少しぶりっ子?が入った嫌いな雰囲気ではなかった。
「…あんまり時間ないけど、いい?」
「うん。私も長くならないから」
だから、ついて行った。
藤井さんの友達も、彼女の突然の行動に驚いたものの止めたりしなかった。
渡り廊下には人が少なく、藤井さんはそこで話すと決めたようだ。
「で、話って何?」
俺が切り出すと、藤井さんはこっちを向いて頭を下げた。
「ごめんなさい、私嘘ついてた」
「ほんとは今市くんのこと、1番好きじゃなかった」
顔を上げた藤井さんは、今まで見た姿で1番、綺麗だと思った。
何かが吹っ切れたんだと思う。
「私、お姉ちゃんが好きなの」
「ほんとの、血の繋がったお姉ちゃん」
藤井さんは、全部話してくれた。
お姉さん…萩花さんの事が好きということを誤魔化したくて、俺に近付いたこと。
でも俺が好きな人が居るって気付いたこと。
利用して、誤魔化しててもしょうがないと。
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おりう - それも楽しみです。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» もうこれからの目標としては直人さんに早くたかのりって呼ばせたいです (2017年9月10日 21時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - たかのりー!平和を願ってます。応援しています。 (2017年9月10日 20時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» 平和的解決できるでしょうか…頑張ります (2017年9月7日 7時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - 信じてます。二人の幸せも信じてます! (2017年9月7日 6時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春山さつき | 作成日時:2017年6月1日 20時