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「素直じゃん」
「じゃ、もういっこ」

俺の返事が満足のいくものだったのか、臣はさらに近付いて俺の足に跨った。

「これ、どうしてくれる?」
「…っ、」
「ねぇ?俺もこうなんだけど」

俺の太ももに当たってる、臣が俺に欲 情してる証拠。
それが押し付けられるたびに場所を忘れてしまう。

「だめ、臣ここ学校だからっ」
「じゃこのまま?」

究極。
どっちを選んでもさして良いようには転ばない。
迷ってる俺をよそに臣は少しずつ俺の制服を脱がせていく。

もう引き返せない、そう思って臣に抱きつこうとした時。

ードンッ!ドンドンドン!!

ドアが、思いっきり叩かれた。
その音ではっと正気に戻り、音の方を見ると。

後ろ姿しか見えなかったけど、あのふわふわの髪にベージュのカーディガン。
そして耳に光るピアス。

全部ひっくるめて藤井さんだった。

俺たちの行為が止まったと気配で察したのか、ちらっと目線だけで睨んで走り去っていった。

一瞬フリーズして静寂の後。

「あの女まじ殺す」
「待って臣待って!早まっちゃ駄目!」

この後臣を押さえつけてご飯を食べさせて。
結局学校を出たのは、午後2時を少しすぎた頃だった。
もちろん鍵を返したときに見せた藤井さんの赤くなった顔には触れず。

「絶対あの時間、いらなかったと思う」
「隆二最近どした?俺に遠慮なくなったのはいいけど毒舌じゃね?」
「いいから、早く連れ出して」

「…まじ覚悟しとけよ」

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 臣隆 , BL   
作品ジャンル:恋愛
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おりう - それも楽しみです。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» もうこれからの目標としては直人さんに早くたかのりって呼ばせたいです (2017年9月10日 21時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - たかのりー!平和を願ってます。応援しています。 (2017年9月10日 20時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» 平和的解決できるでしょうか…頑張ります (2017年9月7日 7時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - 信じてます。二人の幸せも信じてます! (2017年9月7日 6時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春山さつき | 作成日時:2017年6月1日 20時

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