愛し君へ (ページ7)

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Ep.7 ページ7

「……さんっ…！…ざ……さん…！須坂Aさん！聞こえますか！？」

誰かが私を呼ぶ。

私…どうしちゃったの？

うっすらと目を開けると、知らない天井と知らない女の人。

「意識が回復しました！」

「先生呼んできます！」

「大丈夫ですからね！安心してください！」

ん？事情を説明して欲しいんですが。

すると、焦った様子で40代前半の男の医者が入ってくる。

「須坂さん！聞こえますか？」

私はゆっくりと頷く。

「これ、何本ですか？」

A「…3…」

「あなたの名前と年齢生年月日を教えてください！」

私は言われるままに口に出す

紅花「須坂…A………。1998年………9月……24日………」

「意識はハッキリしてきたね。ご家族呼んで！」

母と兄ちゃんと真菜さんが入ってきた。

龍輝「A！」

真菜「Aちゃん！！無事でよかった！」

母「もぉっ！心配したんだからっ(泣)」

A「ごめんね…。」

あとから話を聞くと、あの後私はあの車に衝突されて空を飛んだらしい。

周りにいた人たちが直ぐに救急車を呼んでくれて大事には至らなかった。