愛し君へ (ページ22)

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Ep.22 ページ22

RIKU「何がいい～？」

ケーキを子供のように目を輝かせて眺めるRIKUさん。

可愛い…笑。

A「じゃあ、チーズケーキとアイスコーヒーで。」

RIKU「俺はフルーツケーキとアイスコーヒーにしようかな」

料金はRIKUさんが払ってくれた。

割り勘にしようと言ったのだがどうしても払いたいと言って聞かなかった。

席について、ケーキが運ばれてくるのを待つ。

A「なんか…すみません…」

RIKU「えー？なんで謝るの？」

A「色々申し訳なくて…」

RIKU「Aちゃんは何もしてないから、謝んないで」

RIKUさんは私に微笑んで言う。

A「…休憩時間どれくらいあるんですか？」

RIKU「ん～？…1時間ちょいかなぁ」

1時間ちょいか。いい時間ぐらいかな。

A「RIKUさん」

RIKU「ん～？」

A「ひとつ聞いてもいいですか？」

RIKU「いいよ」

紅花「なんで、サッカー推薦蹴って美容師になろうと思ったんですか？」

今までずっと聞いてみたかったこと。

RIKUさんは、フルーツケーキを眺めていた目を私にやって答え始めた。