検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:40,541 hit

Ep.17 ページ17

A「くっ……!んっ……!!…」

汗が垂れてくる。

そんなのお構い無しに私は何時間も車椅子に乗り降りする練習をしていた。

おかげで腕はパンパン。

手のひらもヒリヒリする。

それでも、できるまで辞めたくはなかった。

リハビリ担当の先生は何度も休憩しなきゃダメだよって声をかけてくる。

だけど、そんなの私の耳には当然に届いてない。

ごめんなさい、私こう見えて頑固なんですよ。

そう思いながら何度も何度も練習を重ねた。

真菜「…Aちゃん」

リハビリ室の入口を見ると、真菜さんが立っていた。

その後ろには甥っ子の璃希人。

真菜「汗だくじゃない。そんなに長くやって大丈夫?」

A「大丈夫!今までの分取り戻したいし」

話しながら何度も同じ工程を続ける。

「あの、もうそろ休憩してください。倒れますよ!もう、やめてください!」

A「あともう少し…やらせてください」

何も考えずに集中する。

「ダメですよ!やめてください!」

絶対にやめないっ。

「須坂さんっ!言うこと聞いて!」

真菜「Aちゃん!先生のゆうこと聞いて!」

聞かなきゃダメなことはわかってる。
でも、早く…一日でも早く車椅子を使えるようになりたいんだ。

Ep.18→←Ep.16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
118人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGEfromEXILETRIBE , RIKU , 青山陸   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みゅみゅ | 作成日時:2020年10月17日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。