bl 三ツ谷くんの短編 男主

お酒の力　2 ページ2

2．



サラサラと指の第一関節に貼られた絆創膏が擦れてくすぐったい





『…三ツ谷くん、、お水飲みましょ？


　そろそろ迎えくるんじゃないですか？』





こんな調子だから、三ツ谷くんの友人に迎えを頼むことにしていた。




早くきて欲しい、、



いつのまにか肩に回されていた腕も気づいたら首に回されていて顔が本当に近い…






「だめ。




　 …君さぁほんとに、唆る匂いするよね」




『は』






「俺の家来ない？飲み直そうよ」




…
　



だめだ、だんだん三ツ谷くんの波に乗っていってしまう自分がいる…





三ツ谷くんは男の僕が見ても、惚れてしまいそうな立派な顔立ちをしている。

だからといって……




… ふー、正気を戻せ。。僕も酔ってきてる…







「顔赤いけど、大丈夫？」


『！』





意識するな、集中するな！





「かわいー タコみたい。」



ｽｩ〜…





首に鼻を当てたと思ったら、小さく聞こえた呼吸音





「はぁ、 ずっとこうしてたい、… 」








……

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