人気者に恋されるとこうなる(赤)

7話 ページ8

まさかアニ○イトの近くで迷子になってた男の子送り届けたらクラスの人気者の弟とか……




予想つく訳ないじゃんｯｯ！！




早いとこ帰ろ……









莉「どこ行ってたの？」


りけん「アニ○イト」


莉「ダメだよ1人でそんなとこ行っちゃ！」


りけん「Aに送ってもらったから大丈夫」




りけんくんついに僕のこと呼び捨てで呼んだね……




莉「え？A……？」ﾁﾗｯ


『あっ……』









莉「あ！？日浦さん！？｣


『…………ﾋﾄﾁｶﾞｲﾃﾞｽ』


莉「いや絶対日浦さんでしょ！」


りけん「やっぱり莉犬兄の知り合いなんだ」


莉「うん！…同じクラスの日浦Aちゃんだよね？」









もう……隠せないか…




『…赤城くん、僕のこと覚えてたんですね……』


莉「クラスメイトじゃん！勿論覚えてるよ！」ﾆｺｯ








おぉ…


今のセリフって陰キャからすると結構嬉しいもんなんだよ？


赤城くんは無意識で言ってるんだろうけど




『ぁ……じゃあ僕はこれで……』


莉「あｯ！待って待って！」


莉「りけんくんのこと送ってくれたんだよね？
お礼がしたいんだ！ちょっと上がってかない？」


『はい？』




え…………いやいや無理無理
家に上がるとか絶対無理だって
ファンに呪い殺されるかも……



『えーと……今日はちょっと予定があって…』


莉「そっかぁー…じゃあまた今度ね？」


『あぁ……うん』



"今度"って社交辞令ですよね？
とにかく早くここから立ち去りたいよぉ……




莉「もう暗いし送ってくよ！」


『いや、それは大丈夫です本当に』


莉「そ……そう？じゃあ…またね？」


『はい……』




“またね“って社交辞令ですよね？


きっと明日には今日の事なんて全部忘れてるはず


覚えてるのは僕ばっかだよね〜……




莉「じゃあ明日一緒に帰ろーね！！」


『はーい……( ˙࿁˙ )』




ｶﾞﾁｬﾝ









ん？


アシタイッショニカエローネ？

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