ヒーローって暇なんですか？

聖母 ページ6

ただまぁ"男8人に女1人"がみんな気がかりなようで、誰が看病するかも大分揉めたらしい

『なんかすみません、私のせいで…』

usm｢いやいやAは悪くねぇよ｣

inm｢そうだよ、悪いのはあの妖魔！｣

hsrb｢まぁ俺がコテンパンにしたので安心してください｣

inm｢いや俺な？｣

なんともまぁ騒がしい
いつもこうなんですか？と隣にいた赤城さんに聞けばそうだよ〜と返される
後ろで小柳さんが｢お前らうるせぇ！｣と文句を言っていた
小柳さんは苦労人なのか…この人数で苦労人1人とかかわいそうすぎる

akg｢そういやAちゃん、お腹すいてない？何か作ろうか？｣

え、お母さん？
赤城さんはまるでそれが普通かのように聞いてくる
普段もこの人が料理とかしてんのかな…
まぁお腹は空いてるし、何か作ってもらうか

『ではお言葉に甘えて…』

akg｢おっけー！何がいいかな？材料はちょうど買ってきてるし、なんでも作れるよ！｣

え、聖母？
キラッキラの笑顔で腕まくりしながらキッチンに立つ赤城さんが輝いてみえる
実はこの人が1番まともな人だったりして、絶対そうだ…

『えっと、じゃあ…』

と言い、思い止る
よくよく考えれば私とこの人たちは赤の他人なわけで、ここまでもてなされるのはさすがに図々しいよな
急に固まった私を心配に思い、星導さんが視線を合わせてくる

hsrb｢どうかしました？どこか痛みます？｣

『あ、いえ！なんか申し訳ないと思って…助けていただいただけでもとても有難いのに、食事まで貰って、気が引けるというか…』

hbc｢…Aちゃんって何歳？｣

『え…16、です』

hbc｢高校生か、まだ子供やね！子供は大人に甘えるのが1番や、ここはお言葉に甘えてって感じで！｣

sik｢子供って…俺たちも全然だけど…｣

hbc｢…なんかテツが言うと何故か重みがちゃうな｣

usm｢にじさんじマジックかかってるからなw｣

佐伯さんが｢+ ∞ ねw｣と宇佐美さんと笑ってる
ちょっと優しすぎないか？この人たち…
私がオロオロしてると伊波さんが後ろから私の肩に手を置く

inm｢まぁまぁ食べてもいいんじゃない？ウェンのご飯美味しいし！｣

mrkm｢やけど病み上がりでそんな食えるか？｣

akg｢確かに、雑炊とか作ろうか？｣

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