誘拐? ページ3
?「あっははは!反応良すぎ!」
そういい笑い転げてる男
咄嗟に手元にあった枕を顔面めがけて投げつけた
?「痛いって!いや痛くはないけど!」
『だ、誰ですか…私なんか誘拐したって何の得にもならないですよ!』
痛む体を無理やり動かし、扉の近くまで移動する
男は「ちょ、待って待って!」と焦ったように立ち上がり、ベッドに寝るよう促す
見た感じ本当に悪い人ではないんだなと思い、大人しくベッドの縁に座る
?「誘拐って、覚えてないんだね…まぁ仕方ないか…」
『…?ほんとに誘拐されたんですか?』
?「いやしてないよ!?…こーれは説明が必要だな…」
そういい、男はこれまでの経緯を話し出す
内容を要約すると、私は学校からの帰り道に妖魔という妖怪?のような化け物に襲われて、そこに駆けつけたこの伊波ライというヒーローと星導ショウというヒーローに助けられたのだという
inm「あ、俺は伊波ライね、よろしく!」
『あ、Aです…』
忘れていたと言わんばかりに自己紹介をする
伊波さんから説明を受けると、そんな感じだったなと記憶がハッキリしていく
『じゃあ私の覚えている最後の男性は星導ショウというヒーローの方なんですか?』
inm「そうそう、Aの怪我を治療してくれたのも星導だよ」
こいつサラッと呼び捨てしやがった
まだ話して数分なのに、距離の詰め方バグだろ…
inm「…ねぇ、体の傷ってまだ痛むよね?」
結構失礼な事を考えていると伊波さんは私の体をまじまじと見て心配そうに言う
無意識なんだろうけど女子高生の体はそんなにまじまじと見ない方がいいと思いますよ、伊波さん
心配してくれてるから別にいいけど ((
『痛い…のは痛いですけどだいぶ慣れましたよ』
inm「そっか…だからって無茶したらダメだからね?2週間は絶対安静!」
『に…長くないですか?2週間は』
inm「長くない!それぐらいAは重症ってこと!」
なんともまぁ漫画だったらぷんぷんと擬音がつきそうなぐらい、伊波さんはあざとげに人差し指を立てながら怒る
この人、絶対自分が可愛いってこと自覚してるよな…
とりあえずは寝て治す!と伊波さんに言われ渋々またベッドに寝転ぶ
inm「じゃあ俺は下にいるから、なんかあったらすぐ呼んでね」
『分かりました』
絶対に動くなよ!と念を押して伊波さんは部屋から出ていく
『…あ、ここ何処か聞き忘れた』
402人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
巡回 - オリフラたってます (3月12日 23時) (レス) id: 884938dc5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:chelicheli | 作成日時:2024年3月10日 16時