ヒーローって暇なんですか？ (ページ2)

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知らない天井＆知らない美顔ページ2

次に私が目を覚ましたとき、目に見えたのは知らない天井
漫画やアニメでしか見たことがないな…などと考えながら体を起こそうとした

すると突然身体中に鋭い痛みが走る

『い"ッ！？……たぁ…』

体を起こすのは無理だと判断し、そのまま寝そべる

そういえばここは何処なのか、そして何があったのか
記憶が曖昧になっているという感覚はあるが何処から何処までが曖昧なのかが分からない

確か日付が変わっていなければ今日は金曜日、久しぶりに午前中に授業が終わったからと私は急いで家に帰っていた
しかし、そこからの記憶がない

何が事件に巻き込まれたのか？誘拐とかされているのなら今の状況に説明はつく
だが憶測で物を言うのはあまり良くないことを知っているためほかの可能性がないかと考える

そもそも、この抜けている部分の記憶を思い出せればすべてが解決するんだけど…

と、ぐるぐる考えていると、突然扉がノックされる
すると扉の向こう側から｢入るね〜｣と聞こえてくる

誰か来る…！？と思い、掛けられてあった布団を頭まで被る
ガチャっという音と共に｢失礼しま〜す…｣と男性の声

？｢あれ？起きてる？｣

『………』

？｢……まぁいいか、枕元に水置いとくね｣

そういって男は部屋から出ていく
脅威は去った…と安堵して布団からひょこっと顔を出す

？｢やっぱり起きてた！｣

突然左側から先程の声が聞こえ、反射的に顔を左に向ける
すると、大層整った見たことのない顔面が鼻先3cm程度まで近づいていた

『ぅ、うわぁぁぁぁッッ！？！？』