堕ちていく純白 Ⅱ 【WT】 (ページ10)

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kn’s past ページ10

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なかむから紹介される前からずっと気になってた

特に理由はない、ただ単に気になってただけ

未だに、まだ話しかけてもないそんなある日の放課後のこと

(……なんか、元気ない？)

日に日に元気がなくなって言ってるのは感じていた

大丈夫かな…でも話しかける勇気はない……！？

たまたま、本当に意図的ではない、強い風が吹いた瞬間にスカートは捲り、足が見えてしまった

その足には、傷、痣がいっぱいあった

そんなのを見て、ぼーっと見てられない

彼女の手を強制的につかみ、保健室に連れていった

｢ちょ！？な、なに？？？？｣

動揺してる彼女を無視して連れていった、ちょうど保健室の先生は出張でいない

｢ごめん、スカートの中見ようとしてた訳じゃなくて…その、足に凄い痣とかいっぱいあったから…｣

｢あ……あの時…｣

彼女は黙り込んでしまった、言いづらいことなんだと思う

｢元気がなかったから、心配で、何があったの？｣

｢……実は、親からちょっと…ね｣

彼女曰く、親の機嫌を損ねる。思い通りにならないと体罰を喰らうとの事だった

｢軽々しく聞いてごめん…｣

｢いいの、いいの！｣と作り笑いで笑う彼女を見て

｢……無理して笑わなくて良いんだよ？1人で悩まなくていいんだよ？俺でよければだけど…｣

言った瞬間彼女は泣き出した

それを見た俺、何を思ったか

泣き顔が良すぎて体の底から、心の底からゾワッと快感を感じる

俺の目の前で泣く……

｢きんときくんがいて良かった……｣

そう言ってくれる彼女を見て、ある計画が浮かんだ