僕は妖怪である。

強烈な妖気の僕。 ページ36

『うっ！！』


僕は最後という最後っていっても過言ではない力を絞って走った。



なるべく………妖怪がいない場所へ………！！









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ーエンマ大王目線ー


ぬらり「大王様！」

エンマ「分かっている。

なんだこの強烈な妖気は…」


一つだけ心当たりがある。



Aだ。



エンマ「でもなぜ…」

Aは大の妖怪嫌いだ。

自分から進んで妖魔界に来るわけない。

でももしAだったら……！





エンマ「ぬらり！！あの妖気の元へ行くぞ！！」

ぬらり「！！御意！大王様！」


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ーA目線ー

『なるべく…遠くへ…』



バタッ……

あぁ…もう力が出ない。

もう走れないよ…まだ都市のど真ん中なのに…







ガッッッッ




ガクンッ



誰かに抱えられた…誰…


僕から離れてよ…危ないから…ほっといてよ…




？「…！……！………しろ！！」

『だ………れ………？』


エンマ「俺だ！！エンマ大王だ！！

しっかりしろ！A！！！！」

『エンマ……。』

エンマ「ごめんな…俺、約束やぶってしまった……

こうなっのも俺の責任だよな……」


『嘘……つき……。

絶対……くるって…言ったのに…

……ｳｯ！』


エンマ「A！！

ぬらり！！妖怪達を安全な場所へ！

A！少し飛ぶぞ！！我慢しろ！！」







そこから先の僕の記憶はない。

お互いの愛。→←ヤバイ僕。

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