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2人でモンブランを食べて、コーヒーを啜ってると、
智くんはまた本を読み出した。
ぶぅ、つまんない。
昨日もずっと本読んでた。
なにさ、なにさ、そんなに本が好きのか!
なんて言いたいけど、忙しい智くんの趣味は邪魔したくない。
でも、やっぱり寂しい。
s「さとしくん。」
o「…んー?」
呼んでも空返事。
そんな智くんの肩に顔をのせてもたれる。
o「どうした?」
本を読んでいた綺麗な手が頭を撫でてくれる。
s「んーん。」
寂しいだなんてやっぱり言えない。
o「そっか、なんかあったなら言えよ。」
s「その本どんな話?」
o「寂しいなら、素直にいえよ。」
やっぱり智くんには叶わないや。
s「だって…、集中してたから…」
o「翔くん優先に決まってるじゃん。」
仕事中の無機質な智くんとは違って暖かいキスをくれた。
仕事中のクールな智くんもかっこよくて好きだけど、
俺だけを優しい目で見てくれる智くんが好き。
優しくて、蕩けるようなキスを。
s「ふふ、しあわせ。」
o「翔くん明日の予定は?」
s「確か、お昼からだったよ。」
明日の朝は遅かったはず。
o「じゃあ、いいよね?」
返事の代わりにキスをした。
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きち(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます!可愛さが伝わってたなら嬉しく思います。 (2016年10月4日 8時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。翔ちゃん可愛い~ (2016年10月4日 8時) (レス) id: b8ee62cad5 (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - 花櫻さん» はじめまして、ありがとうございます。共感していただけたなら嬉しく思います。こうだったらいいな、と思いながら書いたのですがいつの間にか少し逸れてしまいました。笑またお時間がある時にいらしてくだされば嬉しく思います! (2016年9月22日 21時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - はじめまして。いつもきちさんの小説を楽しく読ませていただいてます!『未熟』の話を読んで首がもげるくらいうなずいてしまいました。本当に実際にありそうな一コマだなぁとほっこりしました(´∀`*) こんな素敵なお話をありがとうございます! (2016年9月22日 21時) (レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - atommさん» ありがとうございます!あのふたりはほんとに暖かくて陽だまりみたいだな、っと思います。リーダーはほんとは一番男前だなとつくづく感じてそれをお話にするつもりだったんですけどね…笑またお時間がある時にいらしてくだされば嬉しく思います。 (2016年9月22日 19時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きち | 作成日時:2016年7月25日 17時