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o「ごめん、翔くん。」
s「なんで謝るの?
大野さんは何もしてないでしょ?」
そんな苦しそうな声で言わないで。
ちゃんと、伝えるから。
o「ううん、俺が悪いんだよ。
俺のちっぽけな嫉妬のせいで翔くんをこんなに傷つけた。
翔くんは悪くないのに意味もないプライドのせいで翔くんを泣かせた。」
s「でも、智くんを怒らせたのは俺なんでしょ?」
背を向けてる翔くんを後ろから抱きしめる。
大事なんだよ、好きだよって。
o「俺と合う時間は少ししかないのに後輩とあってる翔くんに腹立てただけ。
翔くんが色んな人に愛想振りまくのにイラだっただけ。」
s「ほら俺が悪いじゃん。
そんな智くんに気づけないなんて俺やっぱりあなたの隣にいる資格ない。
今だって、俺がめんどくさいから来てくれたんでしょ?」
どうしたら伝わるのか。
o「ちがう。翔くん。
愛してるし、翔くんがいないと俺何も出来ない。
したくない。
めんどくさかったら来ない。
ちゃんとわかって欲しくて来たの。」
s「なんで?なんでなの?どうして?
智くんが怒るまで気づけないし、そのくせに女々しいし、重いし、何もしてあげられない。」
o「俺は別にそんなふうに思わないし、なにかして欲しいなんて思わない。
一緒にいて欲しい、それだけ。
だから、別れるなんて言わないで…」
もう傷つけたり、不安にさせたりしない。
s「ほんとに?」
o「ほんとだよ、愛してる。」
そっと口づけて、涙で濡れた瞼にも口づける。
甘くとろけるように優しく。
s「もっと…。」
そんなふうに言われちゃ理性なんて崩れさる。
そっとベッドに運んで甘く痺れるような快楽に溺れていく。
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きち(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます!可愛さが伝わってたなら嬉しく思います。 (2016年10月4日 8時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。翔ちゃん可愛い~ (2016年10月4日 8時) (レス) id: b8ee62cad5 (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - 花櫻さん» はじめまして、ありがとうございます。共感していただけたなら嬉しく思います。こうだったらいいな、と思いながら書いたのですがいつの間にか少し逸れてしまいました。笑またお時間がある時にいらしてくだされば嬉しく思います! (2016年9月22日 21時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - はじめまして。いつもきちさんの小説を楽しく読ませていただいてます!『未熟』の話を読んで首がもげるくらいうなずいてしまいました。本当に実際にありそうな一コマだなぁとほっこりしました(´∀`*) こんな素敵なお話をありがとうございます! (2016年9月22日 21時) (レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - atommさん» ありがとうございます!あのふたりはほんとに暖かくて陽だまりみたいだな、っと思います。リーダーはほんとは一番男前だなとつくづく感じてそれをお話にするつもりだったんですけどね…笑またお時間がある時にいらしてくだされば嬉しく思います。 (2016年9月22日 19時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きち | 作成日時:2016年7月25日 17時