3 ページ19
.
o「しょーくん。」
目の前が急に暗くなって、温かいぬくもりに包まれた。
それだけで感じる幸せ。
鼻をくすぐるのは大好きな智くんの匂い。
智くんのお腹あたりにすりすりと顔を擦り付ける。
s「なぁに。」
o「ううん。」
ぎゅっと抱きしめる力が強くなった。
s「ふふ、痛いよ…」
o「我慢してよ、んふ。」
とっても幸せ。
智くんも同じだけ幸せかな?
s「そうだ、絵描けたの?」
o「描けたよ、見る?」
s「もちろん。」
どんな絵だろうか。
s「離してくれなきゃみれないよー。」
o「そうだね。」
やっと離してくれた。
キャンパスの前に立って絵を見つめる。
絵が幸せだよ、って言ってる。
しばらく絵を見つめてると智くんが後から抱きついてきた。
s「智くん、この絵…。」
o「そう、俺と翔くん。」
青空の下で俺と智くんが微笑みあってる絵だった。
s「すごく幸せそう…、だね。」
o「そうだな。」
向きを変えて、智くんにキスをする。
s「だいすき。」
o「俺も好きだよ。」
今度は智くんから、甘いキスをくれた。
s「ふふ、でもお腹空いた。」
o「ムード壊すなや、せっかくいい雰囲気だったのに!」
やだよ、ここでたべられるのは。
o「帰りお昼食べて帰ろっか。」
s「うん、智くんの食べたいのでいいよ。」
ムードを壊した、ささやかなおわび。
.
796人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きち(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます!可愛さが伝わってたなら嬉しく思います。 (2016年10月4日 8時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。翔ちゃん可愛い~ (2016年10月4日 8時) (レス) id: b8ee62cad5 (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - 花櫻さん» はじめまして、ありがとうございます。共感していただけたなら嬉しく思います。こうだったらいいな、と思いながら書いたのですがいつの間にか少し逸れてしまいました。笑またお時間がある時にいらしてくだされば嬉しく思います! (2016年9月22日 21時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - はじめまして。いつもきちさんの小説を楽しく読ませていただいてます!『未熟』の話を読んで首がもげるくらいうなずいてしまいました。本当に実際にありそうな一コマだなぁとほっこりしました(´∀`*) こんな素敵なお話をありがとうございます! (2016年9月22日 21時) (レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - atommさん» ありがとうございます!あのふたりはほんとに暖かくて陽だまりみたいだな、っと思います。リーダーはほんとは一番男前だなとつくづく感じてそれをお話にするつもりだったんですけどね…笑またお時間がある時にいらしてくだされば嬉しく思います。 (2016年9月22日 19時) (レス) id: c5648bfbfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きち | 作成日時:2016年7月25日 17時