細胞と骨格 ページ18
これから腐り始めるのだろうか。
それとも、力が弱っても人間の肉体を保てるほど力が強力なのか?
「_________妖魔カタストロフ、」
「………その名で呼ばないで。…………吐き気がするわ。」
「…………そうか、すまない。」
一息置いたあと、「ではなんと呼べばよいか?」と質問をする。
これ以上考えていると、頭がパンクしそうだからだ。
「________邪鬼姫。」
_______________邪鬼姫A と 呼んで頂戴。
彼女は、迷いなく、ハッキリとそう言った。
まるで過去の自分を切り捨てているような…
そんな様子にも思えた。
「一つ言っておくわ。私が何者かだなんて、考えたくもないから……それだけは聞かないでくれると、助かるわ。」
そう言って口を開いたのは、邪鬼姫のほうからだった。
整った顔を強張らせて、視線を合わせないように少し俯いている。
目を合わせること自体に恐怖を抱いているのか、寝具の布団をぎゅっと握りしめ、先程までの強気な彼女からは想像できないほどの怯え具合だった。
きっと、自分の正体を知ることがなによりも恐怖なのだろう。
自身が何者か分からないが故に、知るのが怖い、知ってしまうのが恐ろしい。
慰めるかどうか、迷った。
声をかけていいのかどうかも悩んだ。
エンマはじっと邪鬼姫を見て、黙っている。
……これは、私が行動しないと駄目なのだろう。
よし、と意気込み、やっとの思いで言葉を発した。
「___________料理をしよう。」
「___________は?」
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もしかしたら言葉や使い方を間違っていたりしていると思いますが
ここまで読んでくださったことに感謝致します。
なにしろこういう真面目な文をあまり書かないものでして
ちょっとばかしおふざけした部分もありますが
楽しんでいただければ幸いです(*˘︶˘*).。.:*♡
イラスト是非描きたいのですがこちらの都合で今の所難しそうです…
もし描けましたら挿絵等に致しますね
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作者名:柚子茶々 | 作成日時:2020年5月5日 10時