やっほ。久しぶり。 ページ3
控えめに揺さぶられて目が覚める。ようやく帰ってきたんだな！遅かったじゃんか。
『やっほ。久しぶりぃ。あとおかえり！』
｢A、やんな？お前なんでここにおんねん。｣
『よく分からんけどさっき公園で目ぇ覚ましたから自分家帰るよりシッマんち来た方がはやいなぁって。』
はよ家にあげろ。こっちゃ流石に寒いんじゃい！
立ち上がると春に着るにはまだ少しはやい薄めのロングワンピースが揺れる。変な体勢で寝てたから体バキバキだよ…
｢なるほどな？まあええわ。行くで。｣
『おーけー！あ、ご飯も下さいお腹ペコペコ！』
｢図々しい奴やなお前！！｣
シッマのうるさい笑い声がロビーに響き渡る。懐かしいな。そういえばこいつうるさい奴なんだった。
前を歩いているせいで表情までは見えないが、きっと頬は緩んでいる事だろう。だって私に会えたんだからな？当たり前だよな！！
｢適当に座っとけ。なんか持ってくるから。｣
『えっ！？シッマの手料理とか怖くて食べたくない！』
｢うるさいわ！レトルトや安心しろ。｣
『私のお腹が安心して返事してきたよ！』
｢ただ腹減ってるだけやそれ！｣
こんなやり取りもいつぶりだろ。シッマといると自然と笑顔になれるんだよなぁ。
昔はこの家にずーっと泊まってたこともあったし勝手が分かってるから自分の家じゃなくてシッマんちに来たのは間違いじゃ無かったのかもしれない。
｢ほい、できたで。｣
『おぉ…流石レトルト。美味しそ。』
｢てかお前食べられんのか？｣
『空きっ腹に重たいもん選んだシッマは殴りたいけど食べられる気しかしないね？』
｢そうか…。｣
シッマの心配をものともせずペロリとご飯を食べ終えた私は申し訳ないので少々片付けをして部屋の探索をすることにした。
だって配置ちょいちょい変わってるし！私がいた時と違うものも増えてるし！必要な作業です！から！
『シッマ』
｢ん、なーにー？｣
『探索するね。部屋の。』
｢いや待てい。｣
なんで止めんのさ！人間には知る権利ってもんがあるでしょうよ。
｢あー、リビングは探索してもええわ。でもあの鍵かけた部屋あるから。あそこは絶対入んな。｣
『りょーかいです！隊長！』
そこに秘密があるんだね？ばかだなーシッマ。そういうのは言わない方が吉なんだよ！
まぁ鍵はどうしようも無いから今回は後回しだね。いつか開いたら絶対に入る！
その決意を胸に探索開始です！！
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紗音(プロフ) - ゼロさん» コメントありがとうございます！そこに関しては読者様のご想像にお任せ…というつもりでしたが私の中では｢お前は消えてくれるなよ｣と言わせてました！これからも頑張ります〜！！ (2020年8月10日 1時) (
レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 質問なんですが、最後の番外編の夢主が聞き取れなかったknさんの言った言葉がすごい気になってしまって、色んな言葉が当てはまるので、もし決めてあれば教えていただきたいです！ (2020年8月10日 1時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - ｷﾞｬｱｱｱｱ素敵な神作品ありがとうございます！まじ感動…knさん…心あるやないか！(似非) これからも頑張ってくださいいい！！(質問があるので続きます) (2020年8月10日 1時) (レス) id: f5adb14e6d (このIDを非表示/違反報告)
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