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ぱっと目を開けるとそこは現実の世界。手も身体も大きくて、遊具は使い古されてボロボロになっている。
戻ってきたな。
夢を見る前は茜色に染まっていた空は今も変わらずその色を残していた。
sha｢(そんな長い時間寝てたわけでは無かったんやな。)｣
内容の濃い夢だっただけに起きたら夜だと思っていたが日が暮れる前に目が覚めてよかった。
明日、明日メンバーに連絡をいれよう。こんな夢を見たんだ。俺は吹っ切れそうにない。だけどだからこそ前に進めるような感じがした。
ブランコから立ち上がり、家に帰ろうとすると見慣れた影。
rbr｢シャオロン！！こんな時間に何してるんや！｣
sha｢お前は俺のおかんか！ぼーっとしてただけや！｣
小学生のロボロを見た後だと流石に成長したんやな、と思う。まぁ小さいいじりはやめへんけど。
rbr｢…懐かしいなぁこの公園。｣
sha｢せやな。お前と最初にあったのも…｣
しまった、それはあくまで夢の話だ。実際の初対面は学校だったはず…
rbr｢あーそうやったわ。ガキ大将に絡まれてる俺をAちゃんとお前が助けてくれたんやったよなぁ。あん時のシャオロンむっちゃかっこよかったで？｣
sha｢…え？｣
rbr｢あれ？覚えてへんの？ボロボロになってもAちゃん守っとったやん。結局喧嘩も勝ってたし俺あん時こいつすげーな！って思ったよ。｣
ロボロに嘘をついている素振りはない。もしかしてあれは夢じゃなくて現実…？
sha｢せ、せやったわ！まー俺生まれた頃からヒーローだから？しゃーないな！｣
rbr｢んふ。せやな。お前はどんだけ頑張っても悪役にはなれへんと思うわ。｣
sha｢ヒーローになろって決めたからな。この公園で。｣
rbr｢生まれた頃からちゃうんかい！てかそろそろ日が暮れる、俺は帰んで。｣
sha｢…俺も帰るわ。｣
rbr｢まだ間に合うと思うで。｣
sha｢おん。ありがとな。｣
rbr｢お礼言われることしてへんわ。じゃ、連絡忘れんなよ！｣
sha｢気が向いたらな！｣
rbr｢絶対やからな！！｣
ロボロと別れ、帰路につく。久しぶりに誰かと会話したな。あいつらにも連絡せんと。
おっと、忘れてはいけないあの夢。あの夢は夢ではなかった。過去がそのまま変わる…のか？何がきっかけで？ぐるぐると考えていても仕方がない。幸い暇ならあるんだ、ゆっくり考えようじゃないか。
願うなら、あいつに関わる後悔を全部消してしまいたいから。
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紗音(プロフ) - 椿さん» 泣かないでください！？読んで下さってありがとうございます！ (2020年8月17日 23時) (
レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ね"ぇ、い"ま"か"ら"な"く"よ"((号泣 (2020年8月17日 22時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 桜花さん» お待たせしました…！ありがとうございます〜！！頑張って次早めに出しますね！！ (2020年6月1日 18時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 紗音さん» 完結おめでとうございます〜！！めっちゃかっこよかった...！！最高でした！！次作も楽しみに待ってますね！！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: 5ecfd5bd4f (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます…！早めに次出せるように頑張りますね！！ (2020年6月1日 10時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
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