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ぐんっと意識が引っ張られる。なんや、俺もう寝ようとしてたんやけど。
しゃーない、と目を開けた時、視界に広がるのは違和感、違和感、違和感。
ここの遊具はこんなにピカピカだったか？人っ子一人いなかったはずなのにチラホラと人がいるのは何故？
極めつけはこの小さい手。身長もロボロ以上に小さくなっている。
sha｢(ついに頭おかしくなったか…？)｣
考えれば考えるほど疑問しか出てこない。
そんな俺を1人の少女が呼んだ。
『ねーシャオちゃん！聞いてる？』
Aだ。あの頃のAが俺の隣のブランコに座っていた。
sha｢す、すまん、聞いてへんかったわ。｣
『もー！！ひどい！』
sha｢それで、なんだったっけ？｣
覚えている。確か隣のクラスのいわゆるガキ大将が横暴すぎる、とAは腹を立てているのだ。
『だからね？隣のクラスの子がさいきんいじわるばっかするみたいなの！私のともだちもシール取られたって！！』
あぁ、これは夢か？あの時の後悔をやり直すように俺に言っているのだろうか。
『あっ！あの子だよ！！また誰かのこといじめてる！助けに行かなきゃ！』
だめだ。記憶の中のAはあいつと喧嘩してボロボロになっていた。止めなくては。
sha｢やめとかん？あいつ身体でっかいし喧嘩したら勝てんよ…｣
『でも、このままじゃやだもん。私行ってくる！』
sha｢A！｣
知っていた。止めても聞かない性格だって。臆病だったあの時の俺は夢中で大人を呼びに行ったけれど、今の俺は違う。
だってあの時からヒーローになろうと決めたんだから。
走ってガキ大将を止めに行ったAが殴られそうになっている。この身体じゃ受け止める事はできないだろうが、盾になら。
sha｢ってぇ〜！｣
｢お、お前なんやねん！お前も俺にさからうんか！｣
sha｢悪いことしてんのはお前らやろ。さっさとこの子とAに謝って帰れや。｣
いってぇ…こいつ小学生の癖になんてパンチしてくんねん！！
なにはともあれ俺が守ったAには傷1つない。あの時は守れなくてごめんな。
｢ざけんなや！そいつのもんは俺のもんや！｣
sha｢は？お前どこのガキ大将のつもりやねん。もしかして妹は漫画家ですか？｣
｢意味わからんことぬかすな！｣
sha｢っと、そっちがその気ならこれは正当防衛やな。｣
にやりと笑ってはみたものの勝てそうにはない。格闘技、習っときゃよかったなぁ。
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紗音(プロフ) - 椿さん» 泣かないでください！？読んで下さってありがとうございます！ (2020年8月17日 23時) (
レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ね"ぇ、い"ま"か"ら"な"く"よ"((号泣 (2020年8月17日 22時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 桜花さん» お待たせしました…！ありがとうございます〜！！頑張って次早めに出しますね！！ (2020年6月1日 18時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 紗音さん» 完結おめでとうございます〜！！めっちゃかっこよかった...！！最高でした！！次作も楽しみに待ってますね！！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: 5ecfd5bd4f (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます…！早めに次出せるように頑張りますね！！ (2020年6月1日 10時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
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