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その日はうざったいくらいの快晴で、いつもは気持ちよくすら感じる太陽が後悔ばかりの俺を嘲笑ってるように感じた。幼い頃から好きだったあいつの花嫁姿はやっぱり綺麗で、だけどそれが俺の隣じゃない事に情けなさを感じて。式の途中で帰った俺は家に帰って少し泣いた。
虚しさ、情けなさ、色んな感情がごちゃ混ぜになって、でも涙はその気持ちを流してはくれなかった。

そんな日からもう1ヶ月が経ったが、未だに俺はあいつを忘れられずにいる。
メンバーからは心配のLINEが来ているが返信は出来ていない。
これからどないしよ。

宛もなくフラフラと、町を歩いてみる。どこもかしこもあいつとの思い出ばかりで逆に辛くなった。
もうあいつは俺じゃない誰かのものなのだ。
その事実はどうもこうも変えられそうに無い。

あの時あいつを、Aを連れ出せていたら。

たどり着いた先は小さい頃よくAと遊んだ公園。あの頃は無邪気で、何も考えてなかったなぁ。

sha「やっぱ、もうだめなんかな。」

平日にも関わらず、人っ子一人いない公園の馴染みのあるブランコに腰掛け、空を眺める。既に夕焼け色に染まったそれはどこか物悲しさを感じさせた。

sha「あぁ、あん時もこんな空やったな。」

あの時。俺がAを守ろうと決めたあの日もこんな…

感傷に浸っていた俺の身体に突然異変が起きた。
座っていても倒れそうになる目眩、とうとう身体にまで影響が出たか。

sha「最後に、Aに、好きって…」

恥ずかしさが勝ってしまい、Aが結婚しても言えなかった言葉をぼそっと呟く。
メンバーには悪いことしたな。俺が居なくても頑張ってくれ。

猛烈な目眩に抗うことなく、俺は目を閉じた。

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紗音(プロフ) - 椿さん» 泣かないでください!?読んで下さってありがとうございます! (2020年8月17日 23時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ね"ぇ、い"ま"か"ら"な"く"よ"((号泣 (2020年8月17日 22時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 桜花さん» お待たせしました…!ありがとうございます〜!!頑張って次早めに出しますね!! (2020年6月1日 18時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 紗音さん» 完結おめでとうございます〜!!めっちゃかっこよかった...!!最高でした!!次作も楽しみに待ってますね!! (2020年6月1日 16時) (レス) id: 5ecfd5bd4f (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます…!早めに次出せるように頑張りますね!! (2020年6月1日 10時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗音 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年1月2日 21時

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